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自重しないドクオ目ヌルオタ科男子のインドア趣味ブログ。

巡音ルカの歌う、お薦めのPV特集。 5

LINK久々にボーカロイドの作品紹介をしようと思います。今回は巡音ルカ姉さん特集です。

キャラクター・ボーカル・シリーズ第3弾として登場した「巡音ルカ」ですが、一番最近出ただけあって、私としてはイマイチ影が薄いなあって印象でした。しかし、最近は関連動画もちょくちょく見かけるようになってきて、なかなかいい感じで盛り上がってきてるんじゃないかなっていう感じがします。そんな訳で、今回は特にお気に入りのPV3つと、番外編1つを紹介致します。


■【巡音ルカ】 トエト 【オリジナル曲】



(*・ω・)ノ<素朴で可愛い感じのルカ嬢の曲です。歌詞もかわいくていいです。「みんなのうた」チックなPVが最高です。

■【勝手に】ダブルラリアット 手描きPV【解釈】



(*・ω・)ノ<個人的には巡音ルカといえばこの曲のイメージが強いです。オリジナルの動画も好きだけど、このPVも、ストーリー仕立てになっていて好きなので、今回はあえてこちらで紹介。

■『巡音ルカ』紅一葉『オリジナル曲・PV付』



(*・ω・)ノ<なんていうか、歌もPVも凄いの一言。最初見たときは、ギャルゲか何かのオープニングかと思いましたよ。思わず何のゲーム?って調べてしまいました。なんかPVからゲームが出来てしまいそうですね。

※番外編※

■【新ジャンル】ダブルラリアット 回ってみたでござる【回ってみた】



(*・ω・)ノ<ダブルラリアットを曲をバックに、紋付きを着た男性がなにやら回っています。ラートという体操競技の一種らしいです。動画から感じられる独特の雰囲気になぜか引き寄せられてしまいます。


今回は以上です。

ボーカロイドの世界も日進月歩。ボーカロイドそのものの技術も去ることながら、ボーカロイドから派生したものも多くなってきてますね。ボーカロイドの曲を人間の歌手が歌うという逆転現象もおきてますし、ボーカロイド関連の情報から目が離せません。

しかし、最近はあまり精力的にボーカロイド関連の情報を追いかけていないので、あまりちゃんとした状況を得れていないかも。詳しい人からは今更かよとか言われそう…。なんかいい曲とかあったら教えてください。


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■ボーカロイド曲紹介記事■
鏡音リン・レンの歌声を聴け!
初音ミクの歌う、お薦めの曲特集 第2回。
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「スナック初音」にようこそ。

隠れた名作「Treating2U」を語る。 5

T2Uエロゲの主人公というと、基本的に無個性で、優柔不断で軟弱な奴が多い。いわゆるヘタレ主人公という奴ですね。

伊藤誠(スクールデイズ)や鳴海孝之(君が望む永遠)などをはじめとして、プレイヤーをうんざりさせるヘタレ主人公には事欠きません。なんでヒロインがこの主人公に惚れるのかと疑問に思ってしまう作品も少なくないです。


しかし、そんなエロゲの主人公の中にも数こそ少ないですけど、格好いい主人公も存在しています。

その中の一人が、2000年に発売されたBLUE GALEの「Treating2U」主人公、堤伊之助です。伊之助めちゃ格好いいです。容姿だけでなく性格も格好いい。友達になりたいって感じのいい奴なんです。

そんな訳で、今回は私の思い入れの深い作品「Treating2U」を紹介してみようと思います。


■パケ絵は男キャラ主人公仕様


このゲームとの出会いは店頭でした。エロエロや萌え萌えなパッケージが並ぶ新作エロゲコーナーの中で一際異彩を放っていました。白地にギターを持ったイケメンバンドマンがドン!と書かれたシンプル且つ場に似つかわしくない雰囲気のパッケージ。

それを見て「なんだこれ?女性向けのエロゲか?それとも売り場間違えてるのか?」って思いました。その時は気にはなったものの、買わなかったんですけど、後に情報を集めて面白そうだったんで購入してみました。I'veが挿入歌を担当してると知った事もありますが、良くも悪くもあのパッケージが目立ってたから、興味を持つことができたんだと思います。


■主人公キャラが立っている異例のエロゲ


私が買ったのは、新パッケージ版で、主人公の後ろにヒロイン達が描かれているタイプ(上の写真)でした。それでも当時パッケージに主人公が描かれているものはめずらしく、目立っていた事には変わりません。

それに、当時のエロゲの主人公といえば、前髪垂らして目が見えない無個性な主人公というのが定番でしたから、このゲームのように主人公のキャラが立ってるものは珍しかったです。

また、ボイスは無かったですが挿入歌とエンディングのみ歌はゲーム中に流れました。そしてその歌が主人公が歌った男性ボーカル曲だったのです。当時は女性ボーカル曲はよく使われてましたが、男性ボーカル曲を採用したエロゲはほとんどなかったです。


■そんな「Treating2U」のストーリーとは?


主人公の堤伊之助はプロミュージシャンを目指すバンドマン。ボーカル兼ギター担当。ある日風邪を引いて病院に担ぎ込まれますが、そこで医師に病気の疑いがあるからと言って入院を強いられるという話。

早い話が病院を舞台にしたエロゲってやつです。そこでしっかり者だけどある事が理由で食べ物の味が分からないナースさんや、頼りなさげな新人ナースちゃんや、長期入院しているおしとやかな女の子や、祖母の病室に入り浸っている頬に大きなガーゼを付けた女の子や、重病の子供を持つ母親などと恋をする物語。

病院が舞台なので、けっこう命のかかった話や、重い内容になりがちなんだけど、主人公のキャラクターの良さもあって、ゲームの印象はそれほど重くはないです。基本的に救いのあるエンドが多いですしね。


■主人公堤伊之助の格好いいトコロ


あるヒロインのシナリオで、主人公が手術しないと死んでしまうけど、手術すると歌を歌えなくなるってシナリオがすごく印象に残ってます。死んでしまった伊之助も、歌声を諦めて生きる選択をした伊之助もどちらもかっこよかったです。

あと誠美さん(重病の子供を持つ母親)を迎に来る伊之助もめっちゃ格好良くて感動した。そらかーちゃんも惚れるわ〜。

子供やお年寄りなど相手問わず優しいし、ヒロイン達が伊之助に惚れるのも納得できましたね。エロゲの主人公ながら、こんな男になりたいぜっていう感じでした。またサブキャラクターたちも見かけによらずいい人が多くて、気持ちの良い連中ばかりです。

とにかく伊之助の行動はどれも男らしくスカッとしてましたは。最初はなんなんこのDQN風イケメンちゃんは?って思いましたが、人を見かけで判断しちゃいかん良い例でしたね。他のエロゲのヘタレ主人公達も少しは見習って欲しいものですよ。


■ゲームに使用された名曲たち


そして挿入歌である「bite on the bullet」と「Treating2U」が最高です。ほんとうに名曲です。特に「Treating2U」がかかるシーンはマジに泣けます。これらの曲は後に女性ボーカル版もあるんですけど、やはり男性ボーカル版の方がいいですね。ただ男性ボーカル版は録音レベルが低いのが惜しい。

この曲を歌ってるのは「堤伊之助」というキャラ名でしか公表されておらず謎なのですが、ネット上では高瀬一矢だと噂されてます。しかし本人は否定しているらしいです。ホント誰なんですかねえ気になります。


■不遇の名作「Treating2U」


ただ、このゲームは口コミで評判が広がっていった作品の為、残念ながら発売当初は売れ行きが悪かったようです。そのためメーカー内では評判が悪く、このゲームは黒歴史みたいな扱いになってます。制作に関わった人たちもメーカーを辞めたそうです。それ以降、ここのメーカーはエロに重点を置いた作品しか作らなくなってしまいました。良い作品なのに残念な話です。

もう一度、リニューアルしてくれたらそこそこ売れると思うんですけどね。まあ、それは状況的にあり得ないか…。モッタイナイ話だなあ。ちなみに先ほどうちのXPにインストールしてみましたが問題なく作動しました。久々に遊んでみますかね。

※参考動画※
Treating 2U



「Treating2U」はイントロだけで泣けてしまう。
「T2Uは生まれる時代が早すぎたな」というコメントがありましたがその通りやでって思いました。



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■今更語るシリーズ記事■
はぢめてのエロゲ「カオスエンジェルズ」
「ダブルキャスト」について語る。

オタク系音楽文化について語る【後編】

<前編はこちら

前編でも述べたように、オタク系音楽が盛り上がってるひとつの大きな要因は、日本の一般の歌謡音楽文化の衰退にあると思います。

日本の歌謡曲に元気がなくなった。それはなぜでしょう?現に私は昔と違って一般的な歌謡曲はほとんど聴かなくなりました。それは私が歳をとったということも あるでしょうが、それにしてはオタク系の音楽は相変わらず聴いています。なぜそうなったかと考えるといくつかの原因を想像する事ができます。

後編ではなぜ日本の歌謡界は駄目になってしまったか、そしてその中でなぜオタク系の音楽文化だけが例外になり得たのか。その当たりを考えていってみましょう。


■歌謡曲はなぜ聞かれなくなったのか。


最近の若者は音楽を聴かない。音楽文化は廃れているとかよく言われますが、私は全然そうは感じないんですけどね。若者は今の時代も音楽に魅力を抱いていると思いますよ。ただ、我々の世代のように歌謡曲に触れる機会が減ってしまっているだけなんだと私は思います。

オタク系音楽と今の一般の歌謡曲との決定的な違い、それは露出度の違いです。

そもそも、曲とはある程度露出がないと聞かないものです。どこかで耳にする機会がないと、存在すら認識できません。音楽とは耳に入って、良い曲だなあと思えて初めて買おうと思うものなのです。


■極端な著作権保護が音楽文化を衰退させる。


最近は歌謡曲を耳にする機会がすっかり減ってしまったような気がします。今日のように著作権でガチガチに固められた社会環境では、音楽に触れる機会もなく、どんな名曲も知られぬまま埋もれていってしまいます。音楽著作権管理団体は、音楽業界の発展を妨げてまで著作権を守る事に固執しています。彼らは音楽文化がどうなろうろ知ったことではないのです。彼らは著作権を守らせる事が仕事で あって、それにより音楽文化が衰退しようがどうしようが関係ないのです。

最近は街の中で歌謡曲を聴かなくなりました。昔は飲食店の店内な どで店員が持ってきたCDなどを流していました。それを聞いて、良い曲だなあと思い買ってみたなんて事もありました。しかし著作権管理団体がせっせとそう いうお店を訴え続けた結果、歌謡曲を流す店はなくなりました。街から歌謡曲が消えたのです。

今、店で歌謡曲を流しているのは高いお金を払ってUSENを入れているお店だけです。店独自のテーマソングが作られ流行っているのはその影響もあってだと思います。自ら作った曲であれば著作権管理団体に文句言われませんからね。


■著作権団体が音楽文化を食い尽くす。


音楽著作権団体のあくどい所は、コピー商品を売って商売しているような、質の悪い連中を訴えるより、店で音楽を流していたり、演奏していたりといった比較的微罪と呼べるようなレベルの者たちを訴えるという所です。音楽著作権団体にとってはそういう相手のほうが叩きつぶしやすいし、「あんな微罪でも捕まるんだから、 俺たちも相当ヤバイんじゃなか」という事を周囲にアピールできるからだと言います。

微罪で訴えられた店が出た場所の一帯は、あっという間にそういうった著作権違反を止めるそうです。効率でいえば、これだけ効率の良い取り締まり方はありません。ただ、いちばん弱いところを生け贄的に狙い打ちして暴利な賠償金を払わせるこのやり方に嫌悪感を覚えない人は少ないと思います。

そもそも著作権団体は音楽文化を守るためにあるのではありません。彼らは彼ら自身の利益をあげる為に存在するのです。いかに効率的に著作権料を徴収するかしか考えてません。宿主がどうなろうと知ったことではないのです。なので、「お前達のやり方が音楽業界を駄目にする」なんて批難を彼らにしても、「知ったこっちゃねえや」って言われるだけです。

音楽著作権団体はほぼ1団体の独壇場でもある上に、著作権を守る名目で、作家自身からも料金を徴収しています。お金を取った上で、その曲の著作関係の権利を、作家から取り上げるのです。レコード会社を通して曲を売るためには、作家は著作権団体に曲を預けるしかないような業界の仕組みになっているのです。利権ヤクザなんて言われるのも仕方がないです。

それに反発して、業界に頼らず、自らの手でネットなどを通して販売をする作家もいるほどです。音楽業界がある程度実力と権力を持っていた時代なら、それも通用するでしょうが、これから先、こういった業界の歪んだ制度が通用していくかどうかは大いに疑問です。レコード会社を通さなくても音楽が配信できる時代なんですから。このような業界の構造はもはや時代にあわなくなってきているのではないでしょうか。


■著作権は守られるべきだけど…。


ただ誤解しないでほしいのは、著作権を守らなくて良いと言っているのではありません。作家の生活を守るためにも権利は守らなくてはいけませんし、素晴らしい仕事や才能にはそれに見合った報酬が与えられるべきだと思います。しかしそれは権力で強制されるものでもないですし、作家以外の人間が過分にピンハネしていいものでもありません。

個々の作家が著作権を守るのは難しいので組織にという考えも理解できますが、現在の組織は純粋に著作権や作家を 守ろうという当初の目的からかなり離れていると言わざるを得ないでしょう。著作権団体はあくまで業界の発展や利益の為に存在するものでなくてはいけませ ん。音楽業界あっての著作権団体であって、著作権団体あっての音楽業界であってはならないと私は思います。


■知らない曲は買わないよ。


さて、話がそれてしまいまいたので、本題に戻りましょう。

そういう訳で昔に比べて、音楽に触れる機会は極端に減ってると思います。全く知らない曲を突然買おうと思う人はいません。当たり前です。聞いてもいない曲を どうやって好きになれっていうのでしょう。今、昔の曲を集めたアルバムがよく売れているのは、みんなその曲を知っているからでしょう。

80年代、90年代に活躍したアーティストが未だに売れるのは、当時、それらの曲に触れる機会があって、それらのアーティストに惚れ込んだ世代がいるからでしょう。また、アニソンと共によく売れているジャニーズも、そのファンの熱意に支えられてるからだと思います。

ジャニーズや昔の人気アーティストがなぜ人気があるのかというと、彼らがいい曲を提供している事を知っているから。だから積極的に情報を仕入れようという気にもなります。名も知らない、どんな曲を歌ってるのかもしらない人の音楽を聴くなんてことはありません。曲を知るのにはそれなりの理由がいるのです。今の一 般の音楽業界はその理由を叩きつぶしてしまっているから、人々が音楽から離れていっても仕方がありません。


曲を聴く(知る)

いい曲だと思う

曲を買う

気に入る

同じアーティストの他の曲も聴きたくなる。


音楽にはまりこんで行くには、こういう過程が必要なんですが、最初の段階が発生しないので、曲が売れなくなるのは当然です。新参のアーティストや新しい曲が売れない原因は、決して彼らや曲に魅力がないのではなく、その曲に触れる機会がないからでしょうね。

音楽に興味があっても、「金払わない奴は指一本触れさせてやんねえ!」なんて出し惜しみする人がいるのです。「ふーん、じゃあいいや」ってなるのは当然な話ですよ。無関心の人に価値を説かないまま買わせようとするのはナンセンスな話。自分から出し惜しみしておいて、相手に感心を持ってもらえない、買ってもらえないと嘆くのは、間違っている気がします。


■ではなぜオタク系の音楽は売れるのか。


まず、一つの大きな要因として、その音楽が耳に入る機会が多いということ。アニメを見たりゲームをしたりしていると、自然に耳に入って、それがいい曲であれば耳に残ります。アニメを見ることが曲を聴く動機となるのです。それを気に入るかどうかはまた別問題ですが、少なくとも耳に入る機会はできます。この耳に入る機会があるかなかとでは、売れ行きに大きく関わってくるのは説明するまでもないでしょう。

そして中にはその曲を歌ってるアーティストに注目する人も出てくるでしょう。声優音楽ブームなどはまさにその典型だと思います。

最近ではアニソンはその作品のプロモーション的役割も果たしているので、下手な曲はつかいません。ある程度聞いていて気持ちのいい曲が選ばれると思います。 特にオープニングに使われる曲なんかは、作品への期待を高める効果も狙っているので、聞いていると心地よい曲が多いです。だから耳にも残りやすい。

また電波ソングなどの形にはまらない奇抜な曲さえも受け入れられる雰囲気があります。曲のジャンルに囚われず、様々な曲調が使用される自由なところがまたオタク系音楽の魅力でもあります。


■視覚的相乗効果と想い出効果。


アニメやゲームの主題歌は、作品のオープニングやエンディングで使用される為、その視覚的相乗効果も生まれます。曲が作品を盛り上げるだけではなく、作品が曲を盛り上げるという見方もできます。視覚情報がプラスされる事により、曲の魅力が何倍にもふくれあがるのです。

また、その曲を聴くことにより、作品の事を思い出したり、その作品に関する想い出を誘発したりします。音楽にとって、それに関わる個人的な想い出というの は、たいへん音楽の評価に関わるもの。その曲に関する想い出があって、その曲が好きだという人も多いでしょう。主題歌というのはそういう想い出になりやすいものでもあります。


■エロゲソングのビジネスモデル。


エロゲの主題歌というものがあります。エロゲとはすなわちポルノです。なかなか一般には広がりづらいジャンルです。しかし、エロゲの主題歌を専門に歌っていたアーティスト達が、高い評価を受けています。そういう売りづらいジャンルにもかかわらず、なぜこれらのアーティスト達が認められていったのでしょうか?オタク系音楽が売れた理由の一例として、そこの所を書いてみようと思います。


■エロゲソングの歴史。



90年代、PCの音楽機能向上により、エロゲに主題歌を付ける事が簡単にできるようになりました。そんなエロゲソングの黎明期。エロゲの主題歌を歌う歌手が表に出るなんて事はありえませんでした。よくても仮名、悪ければ歌手未発表なんていうのも普通でした。

歌自体も、まあピンからキリまでありましたが、だいたいその辺の女の子捕まえてきて歌わせたようなものものも多かったです。しかし90年代終わり頃にエロゲの主 題歌を専門にする音楽集団、I'veというものが活躍しはじめました。I'veはユーザーに絶大的な支持を受け、アルバムを出し、人気を得ました。 I'veが主題歌を歌うからゲームを買うという人もいました。

絵やストーリーなどと同様、主題歌というのが大きなプロモーション要素になると気付いた各メーカーは、こぞって主題歌というものに力を入れ出しました。I'veが活躍を始めた2000年頃からゲームに使われる主題歌の質が底上げ されました。I'veを主題歌に採用するほか、メーカー独自のアーティストを発掘したり、I'veのような音楽集団が生まれたりしました。少なくとも聴けないような酷い曲を主題歌に採用するメーカーは激減しました。

この後、feelやUNDER17、ave;new、MOSAIC.WAVなどが続き、シンガーとしては、いとうかなこ、榊原ゆい、片霧烈火、理多、yozuca、Lia、Yuria、nana、rino(CooRie)、Uなどなどが活躍しました。

さらにI'veは、歌手の顔出しをして、個々にプロモーションをかけ、アニソン界にも参入して、武道館でライブをおこなうまでにまりました。エロゲソング歌手が顔出しして武道館なんて、昔は想像すらできなかったです。


■デモムービーやデモソングの配布。


彼らは元々、アーティストとしての実力があったのでしょうけど、ここまで評価されるようになったのには大きな理由がありました。先に述べた「視覚的相乗効果と想い出効果」などはもちろんですが、それ以上に他の音楽ジャンルではあまりやっていない事が出来たせいもあると思います。

それが、ネットや店頭で配布される”デモ”の存在だったのです。

近年では、エロゲの発売前にはデモムービーが配布されるのが当たり前になっています。デモムービーには普通、オープニングムービーが使われます。オープニン グムービーにはもちろん主題歌が流れる訳です。それを見る事によって、曲を知ることができる訳です。また視覚的相乗効果等が相成ってその曲を気に入る確率は増える訳です。

そのデモは無料で配布される訳です。ゲームに少しでも興味のある人なら、無料だから見てみようと思う人も多い訳です。また、店頭でも繰り返しデモムービーと共に流されます。店内放送では主題歌自体をを流している場合も多いです。店頭で流しても誰も文句を言わないどころか、 販売促進に繋がるのでメーカー側も推奨するでしょう。ちなみにエロゲソングのほとんどは著作権をメーカー側で管理しているので、著作権団体に言いがかりを 付けられる危険性もありません。

デモムービーの他に主題歌や挿入歌をデモソングとして無料配布している所も少なくありません。デモムービーも曲の配布も、基本的にワンコーラスだけです。フルコーラスを聴きたいがためにみんなサントラなどを購入します。きちんと購入する人のメリットも考えている訳です。

確かに中にはデモソングだけで満足してしまう人もいるでしょう。しかし、主題歌そのものに魅力や関心がある人の多くは、サントラや主題歌CDを購入するのです。さらに発展して、その主題歌を歌っている歌手のファンになって、他のCDなども購入するのです。この連鎖を馬鹿にはできません。こういうエロゲソング を歌っている歌手の主題歌集CDやオリジナルCDもたくさん売れているのです。

エロゲ業界は、一般の音楽業界が、ネットでのビジネス展開を渋っている時に、さっさとエロゲソングを売り込むためのネットを使ったビジネスモデルを作り出して、展開していたのですよ。エロゲソングが評価されるよ うになった背景にはこういった仕組みで曲がユーザーの耳に入りやすかったから、曲を聴くハードルが低かったから、曲を買う動機が作られていたからだと私は思います。


■同人ショップで広がる同人音楽文化


近年になって同人のジャンルで同人音楽というものが認識されだしました。私は10年前にEalia(土屋暁)氏からアルバムを売って頂いた時に初めて同人音楽という存在を知りました。そして5年後くらいに同人ショップの一角に同人音楽コーナーが出来ているのを見かけて、買うようになりました。

昔はかなりマイナーなジャンルだったと思いますが、最近は同人ショップやアニメショップなどで比較的簡単に手に入るようになって、一気に認知度が上がったと 思います。また、同人音楽ならではの文化も形成されています。ゲームやアニメのアレンジもありますし、オリジナルも多いです。中でも東方プロジェクトのアレンジ音楽、俗に言う東方系ジャンルの盛り上がりはすごいです。

こちらも、アニメやゲームのファンから入る人や、ネットで見かけたデモムービーやデモソングから入る人が多いです。イオシスあたりはニコニコ動画やYouTubeあたりで一大ムーブメントが起きたおかげで知名度が爆発的にあがりました。



■ネットで広がる新たな音楽文化。


ニコニコ動画やポットキャストなどのネットサービスを利用した音楽活動も活発化しています。ニコ動では「ボーカロイド」や「歌ってみた」「演奏してみた」な どの音楽関連動画が、それぞれ独自の文化を形成しつつあり、無名のアーティストに注目が集まっています。また、同人音楽サークルやインディーズバンドも、 ニコニコ動画やYouTubeなどをアピールの場として積極的に利用しています。

その裏で、一般の音楽業界は、自分たちの曲が使われている動画を消すのに大忙しです。せっせと自分たちの曲が視聴者の耳に届くことを阻止しています。確かに法律的には正義は権利者にあるんでしょうけど、本当にそれでいいんでしょうか?

積極的に曲を露出させようとするアーティストと、金を払わん奴には聞かせてやらんと出し惜しみするアーティスト。どちらがより人々に受け入れられるのかは火を見るより明らかでしょう。


■日本の音楽文化は死んではいない。変化してるだけだ。


日本の音楽文化は終わってはいません。こういったオタク系音楽を中心に、草の根の音楽文化が、大きく発展しようとしているところです。これは古いビジネスモ デルに固執し続けた現在の歌謡界が終わっただけの事で、日本の音楽が終わった訳ではないと私は感じます。現にオタク系音楽文化のなかでは、魅力的な楽曲が今でもどんどん生み出されているからです。

またボーカロイドなどの新たな音楽文化も生まれています。これは音楽文化の衰退にあらず、音楽文化の多様化と変化に過ぎないのです。大げさな事を言いますと、まさに音楽文化の革命だともいえるんではないでしょうか。中間搾取を無くして、ファンが アーティストを直接支える形態になる。中間搾取を無くす事によって、アーティストは多くを得て、ファンは安く曲を得る事が出来る。

これからの時代、音楽のビジネスモデルは大きく変わるでしょう。変わらざる得ないでしょう。そのひとつの成功例としてオタク系音楽文化はいい参考になると思います。

そしてオタク系音楽文化はこれからどうあるべきか。これからも自由にハードルを低く持って様々な事に挑戦して、さまざまな文化を生み出して盛り上がって言って欲しいです。変に一般歌謡界を意識する事無く、自分たちの道を進んで行ってもらいたいです。これからも期待する所、大きいです。可能であれば私も発信で きる側に参加できればいいなあって思っています。



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最近は、アニメが人気のおかげか、アニソンをオリコンによく登場するなど、注目を浴びるようになりましたね。これはアニソンの売り上げが伸びた事に対してJ−POPなどが売れなくなって来たことが原因のようです。今回はアニソンなどのいわゆるオタク系音楽文化について、私なりにいろいろ語らせて頂こうと思います。


■ 私のオタク系音楽ファン歴。



私は昔からJ−POPなどの一般的に流行ってる曲も聴いてましたけど、平行してゲームやアニメなどのオタクジャンルの曲も聴いてました。私の音楽鑑賞の歴史は表向きはJポップやロックなどの、みんながよく聴く音楽も多かったですが、その裏で、なんらかのオタク系の音楽にどっぷりはまってました。その状態で長年続いていた感じです。

最近でこそ、そのバランスは大きくオタク系音楽のほうに傾いていますが、長いこと、この二重状態が続いてました。一般のアーチストの曲も嫌いじゃなかったですが、今思えば、やはりオタク系の音楽ほどの思い入れはないように思えます。

昔は友人などから「なんだかよう分からん音楽聴いてんなあ」とか「そんな音楽聴いてると女にモテんよ」とかよく言われたものです。「余計なお世話」とか「ほっとけ」とか心の中で思ってましたね。そう言われても私は聴くのを止めませんでした。だって好きなんだから仕方がないでしょう。他人の為に、はいそうですかと止めれるようなものではありません。

でも、そうやって言われるのが嫌だったからなかなかカミングアウトできなかったですね。友人が私の車に乗ったり、部屋に来たときは、一般受けしそうな曲をどんな曲とは言わず流したりしてました。

そんな訳である意味、私の裏の音楽鑑賞歴とも言える「オタク系音楽ファン歴」をちょっと書いてみたいと思います。


■ ゲームミュージック黎明期の80年代。


LINK80年代。私のオタク系音楽の歴史はファミコンやアーケード、PCゲームのゲームミュージックに始まりました。ゲームの音を実際にテープに吹き込んだり、ドラゴンクエストのサントラを聞いたりしてましたね。

友人にダビングさせてもらった、サンソフトの「マドゥーラの翼」の購入者キャンペーンでプレゼントされた激レアものの「マドゥーラの翼・デッドゾーンオリジナルテープ」はテープがすり切れるまで聴き込みました。原曲の良さもあるんだけれど、あのシンセアレンジは素晴らしかった。

またアーケードゲームの「アウトラン」や「スペースハリアー」などの音楽にも感激して、そちらのサントラもよく聞いたものです。

当時はゲームミュージックというジャンルは確立すらされてませんでした。CDショップにいっても、だいたいアニメコーナーに混じっておいてあるという状態がほとんどでした。店によってはまったく取り扱いのないところもありましたね。また児童音楽のコーナーに置いてある場合もありました。当時はそういうジャンルが認識されていなかったんでしょうね。





■ ファルコムと声優音楽の90年代。エロゲも少しだけ。



LINK90年代に入り、まず私がはまったのはファルコムのボーカルコレクションシリーズ。このシリーズは当時はめずらいしいゲームミュージックを歌詞付き、ボーカル付きでアレンジしたシリーズで、かなりの聞き込んでました。(詳しくはこのエントリーで)

それと同時に、当時めずらしかったエロゲのサントラとかも聞き始めています。「Cat's Pro. BEST」や「カクテルソフトSOUND BOX」(MUSE)など、まだまだそういったサントラが珍しかった時代。当時はまさに黎明期。まさか後にエロゲの曲が武道館で聴ける時代が来るなんておもいもしなかった時代ですね。





LINK90年代中盤から、今度は声優音楽ブームの到来です。最初はゲーム「メルティーランサー」のキャラクターソングCDを買った事から始まりました。声優音楽というものを認識したのかそこでした。そして野上ゆかな(ゆかな)さんの学祭のステージを見に行った事で私の中での声優音楽ブームが到来。また同時に「ときめきメモリアル」のボーカルコレクションにはまったのも声優音楽ブームを後押ししましたね。当時はゲームより音楽のほうが印象に残ってるくらいです。

野上ゆかな、金月真美、緒方恵美、國府田マリ子、丹下さくら、氷上恭子、池沢春菜、岩男潤子、小森まなみなど、もうどっぷりはまっていました。

また90年代の終わり頃は声優繋がりで、TWO-MIXにもはまってしまってましたね。また「ときメモ」関連から派生して長沢ゆりかなども聞き込んだものです。




LINKあと悠久幻想曲シリーズのサントラ関連もありましたね。関係している声優さんはもちろんのこと、畑亜貴さんとか、伊藤真澄さんなどはそれから知ることになりました。あとゲーム関係ではnamcoの「リッジレーサー」シリーズのサントラをよく聴いていたのもこの時期ですね。そこからユーロビートなどに興味を持つようにもなります。








■ I've全盛期の00年代前半。



LINKその後、声優ブームが引くのに入れ替わって私の中で一大ムーブメントを起こしたのがI'veでした。I'veとの出会いはKanonの主題歌「Last regret」でしたね。「kanon」はサントラ付きの初回限定を買ったつもりが、帰って箱を開けてみると通常版だったという悔しい思いをしました。それから「Last regret」のフルコーラスバージョンを聞きたい一心で右往左往しましたよ。

後に「ガールズコンピレーションアルバム」の存在を知って、苦労しつつも手に入れたのはいい想い出です。I'veのアルバムって、当時はエロゲの流通に乗っかって販売していたので、購入できる手段が限られてました。一般のCDショップはもちろん、アニメショップですら扱っていませんでした。一部のPCショップでの販売のみで、数も少なくタイミングを逃した私はなかなか入手できなかったです。

3rdアルバムくらいまでは、聴く音楽はI've一色でした。他のエロゲソングもちょくちょくは聞いてましたけど、やはりI'veの存在が絶大でしたね。I'veから派生して「blue velvet」やkeyに関わったアーチストなども聴いたりしてました。

アニソンや一般のゲーム音楽も少しは聞いていましたけど、それほどではありませんでしたね。地味に「leaf」や「F&C」、「ねこねこソフト」「エルフ」関連のサントラとか集めてはいましたけど。





■ 電波ソングとエロゲソング、アニソンと同人音楽の00年代中盤。



LINKI'veがアニソンに進出して来たのをきっかけに、アニソンにも注目するようになり始めます。また「UNDER17」や「MOSAIC.WAV」「feel」「ave;new」などのアキバ系アーチストが出だした時期ですし、世の中に萌えソングや電波ソングが認知され始めた時期でもありました。

KOTOKOや島宮えい子、川田まみなどのI'veの個々の歌手が注目され始めました。また、佐藤ひろ美、いとうかなこ、片霧烈火やUなどのアキバ色の強いインディーズ歌手が出て来たのもこのころだと思います。

アニソンでもゲームミュージックでもない、エロゲの主題歌などを中心にしたこういうジャンルが認識され始めたのがこの時代だったと思います。また同人音楽の台頭もこの時期だったのではないでしょうか。マイノリティな存在である同人の世界の中ですらマイノリティな存在であった同人音楽が1ジャンルとして確立されだしたのもこの頃だったと思います。

またこの頃よりアニソンブームも到来します。エロゲの主題歌歌っていた歌手がアニソンに転向したという所もあるんですが、今までアニソンはかじる程度だったのですが次第に聴く事が多くなって来ました。ALI PROJECTやangelaなどのアニソン系のアーチストの曲も聴くようになりました。





■ 同人音楽がメインになりつつある00年代終盤。


LINKそして現在。私が聴く音楽の中で大半を占めるのが同人音楽です。I'veブームが下火になると入れ替わりに同人音楽ブームが来ました。今一番よく聴いているのが石鹸屋です。少し前まではイオシスばかり聴いてました。それ以前は、Mint Jamや少女病などいろんなサークルに手を出してましたね。

同人音楽がマイブームになったきっかけは、同人ショップとらのあなが出している「Winter MIX」「Summer Mix」の存在だったですね。ここから同人音楽の世界に興味を持っていろいろと手を出すようになりました。東方シリーズなどはゲームより音楽から入りましたからね。

あと忘れてならないのが初音ミクをはじめとしてボーカロイドの存在。ニコニコ動画などを中心に育ってきた文化で、最近ではアルバムも出るようになって、ボーカロイドの歌を人間の歌手が歌うような現象までおきてきました。私もそれほど深くは入り込んでいないものの、ボーカロイドの存在は無視できないものとなってます。





■ 私のオタク系音楽歴まとめ


以上のような感じだったのですが、ちょっと分かりやすくまとめてみます。


1)80年代(ゲームミュージック時代)

すぎやまこういち、S.S.T. BAND

2)90年代序盤(ファルコムとゲームアレンジ曲ブームの時代)
ファルコムレーベル ファルコムボーカルシリーズ J.D.K.BAND 新居昭乃 南翔子 MUSE 

3)90年代中盤(声優音楽ブーム全盛時代)
野上ゆかな(ゆかな) W's 金月真美 緒方恵美 國府田マリ子 丹下さくら 氷上恭子 池澤春菜 岩男潤子 小森まなみ 畑亜貴 伊藤真澄 ときめきメモリアルボーカルシリーズ 悠久幻想曲関連

4)90年代終盤(声優音楽ブームの終焉とユーロビート風音楽時代)
TWO-MIX RIDGE RACERシリーズ(namco) 長沢ゆりか 林原めぐみ

5)00年序盤(I've全盛期)
I've blue velvet 島宮えい子(インディーズ) KOTOKO(インディーズ) 佐藤ひろ美 feel

6)00年中盤(電波ソングやアキバ系ソングの多様化時代)
I've系歌姫全般 MOSAIC.WAV ave;new UNDER17 U(fanta) ALI PROJECT angela いとうかなこ 片霧烈火 榊原ゆい Winter Mixシリーズ

7)00年終盤(同人音楽全盛とアキバ系ソングの時代)

石鹸屋 イオシス 少女病 Mint Jam Suara 初音ミク(ボーカロイド)


多少時代の前後や抜けはあるかもしれませんが、そんな感じですね。大きな流れでは、ゲームミュージック(原音)→ファルコム→声優→I've→電波・アキバ系→同人音楽っていう感じでしょうか。


■ なかなか人には話せなかった私の中の音楽ブーム。


これらの音楽ファンの歴史は、今までなかなか人と共有するのが難しかったです。音楽の感動を他人と共有することなく、情報もなかなか得られずに疎外感を常に感じて過ごした歴史でもあります。すばらしさを分かっていても共感する相手がいない。

基本的に音楽趣味なんてごく個人的なものにしか過ぎないので、他人と共有するべきものではないという事は分かっているんですけど、やっぱりそれについて情報を交換したり熱く語ったりする相手が欲しかったですね。その反面、だれに強要される事無く、この手の音楽を追いかけてきた事に対しては、誇りを感じる面もあったりはしますけどね。


また、オタク系の音楽の歴史は、一般の音楽業界から別枠として無視され続けた歴史でもあります。アニソンの存在がある程度認められてはいましたが、それすら異端なものとして扱われてきた歴史があります。テレビの音楽番組では無視され続けて、よくてネタ扱い、キワモノ扱いでした。アニソンですら音楽業界からは格下の扱いを受けていたのです。

一般のアーチストでさえ、アニソンで売れた事実があると、馬鹿にされたものです。シティーハンターのエンディングの「Get Wild」がヒットしたTM NETWORKに対して、泉谷しげるが「アニメの歌、歌って売れたしょうもない奴ら」というような事を言ったという話を聞いたことがあります。そしてそれが当たり前の事と受け入れられていたりしてました。


しかし、見方を変えれば、オタク系音楽は、日本の大衆音楽の世界の中で独自の文化を育ててきた音楽ジャンルであるともいえるでしょう。版権ビジネスなどの影響をあまり受けなかった、音楽業界から無視されたが故に、レコード会社や著作権管理団体の悪い影響を受けずに成長をする事が出来たジャンルであるともいえるでしょう。

オタク系音楽の文化は、一般の大衆音楽とは隔離された独自の文化があったからこそ、盛り下がり気味の日本の音楽業界の中で、活発な動きをみせているんだと思います。そのあたりの事を後編では詳しく述べていきたいと思います。

<後編はこちら>


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アニメの殿堂とエロゲ規制

今、日本のオタクが揺れています。今までオタクの味方であったはずの麻生太郎総理大臣。最近までオタク層からの厚い支持を得てきましたが、ここに来てどうやら雲行きが怪しくなってきだぞと、皆が思い始めています。裏切られたという気持ちを持ってる人も少なくないでしょう。

彼が率いる自民党が、児童ポルノ改正法案で、ゆくゆくは2次元も規制対象にすると言っている事はご承知のとおり。その煽りを受けてエロゲの自主規制が厳しくなるなど、オタクにとって看過し得ない事態になって来ています。

また「巨大な国営マンガ喫茶」などと揶揄されるような箱物を作る必要があるのかという疑問の声もあがっています。同じ税金を使うならもっとオタク産業の為になるような使い方をしてほしいという声も聞こえます。

私自身、今まで麻生総理を支持してきたし、実際に選挙区に住んでる前回の選挙では麻生太郎に票を入れました。しかしここに来て自民党のオタクに対する厳しい対応にどうして?という気持ちになってしまいました。今回はなぜオタに支持されオタク文化を高く評価していた麻生総理がオタクを敵に回すようなこういう法案を通そうとしているのかを私なりに考えてみました。


■総理はオタクを裏切ってはいない(…と思ってる)


では、なぜここに来て、麻生総理や自民党は手のひら替えしを始めたのでしょうか?

規制を強化する一方で麻生総理や自民党は先に述べた箱物、「国立メディア芸術総合センター(仮称)」いわゆるアニメの殿堂を造ることを進めています。

オタク文化を規制して潰そうとしている一方でオタク文化を保護、発展させようとしている。ダブルスタンダードに見えるこのやり方に、麻生総理や自民党は何をしたいんだ?と疑問を持つ人も多いかと思います。しかし、恐らくはこの2つは麻生総理の中ではきちんと繋がっているんだと私は思います。

今でも総理がアニメやコミックなどのオタク文化を高く評価し、発展させて行きたいという気持ちに嘘や心変わりはないでしょう。


■総理はなぜエロ規制がなぜ必要だと思うのか。


麻生総理は「アニメや漫画などの日本のポップカルチャーを海外に売り出す」というような趣旨の事を言っていました。現在、海外でも高い評価を受けているアニメやコミックやゲームなどのオタク文化をきちんと国の支援の元に発展させ、オタク文化を世界に売り出していく。その方針には変わりはないでしょう。

その日本のアニメやコミックの評価を高めるのに邪魔になるのが、アニメやコミックやゲームの中で氾濫しているポルノジャンルです。

特に海外の議会や団体から批判を受けた事もあり、それがオタク文化を海外へ売り出す障害になると彼らは考えたのではないでしょうか。

今後、国際的に日本のオタク文化が評価を受けるにあたってポルノは邪魔だと考えたんだと思います。国内はともかく、国際市場で売り出していくのに18歳未満のキャラに対して性的な表現を盛り込んだ作品を出してはまずいと考えたのでしょう。


■日本のオタク文化の発展にはポルノは不可欠。


しかし日本のオタク文化をポルノジャンルに大いに支えられて来たことも事実です。この手のジャンルがなかったら、今のオタク文化の発展はなかったでしょう。同人誌で圧倒的に売れてるのはエロですし、エロゲから派生しているアニメやコミックや音楽文化なども多いです。エロがあったからこそ、世に生まれた作品は星の数ほどあります。

また、たとえ暴力表現や性表現であっても創作から「表現の自由」を奪う事が文化の発展にどれだけ悪い影響を与えることになるのか想像もつきません。

普通にやっても作品が売れない無名な作家が、エロを作品に取り入れることによって、エロジャンルで売ることによって多くの人に作品に触れてもらい、名前を知ってもらったという例もたくさんあります。エロ漫画家から一般誌の漫画家になった人。エロゲの主題歌を歌っていて、武道館ライブまで出来たバンド、エロゲで力をつけ、一般向けゲームまで売れるようになったメーカー。

無名な人たちにとって、エロジャンルは一般よりハードルの低い作品発表の場となっている事実も無視できません。読む方も、エロがあるならという事で読んでみよう、買ってみようという風になります。オタク文化の発展の下地にエロジャンルがある事を見過ごしてはなりません。


■オタク文化の発展にエロは邪魔。



麻生総理や自民党がどれだけそういったアニメ文化の発展の歴史と現状を理解しているのかは分かりませんが、エロを切り捨てる事でオタク文化を世界に発信し、高い評価を得ようと考えて居るんだと思います。

要するにオタク文化の発展にもはやエロは不要。というより邪魔だと思ってるんでしょう。アニメの殿堂を造って保護しようとするくらいだから、オタク文化を守り育てようという気持ちは強いんだと思います。しかしそのやり方が間違っている。

総理はそういったオタク文化の背景を理解していないのか、理解している上でぶっ壊そうとしているのかはわかりません。ただそれはオタク文化にとってたいへん危険な行為であるといえるでしょう。

恐らく世界市場に売り出すのはディズ○ーみたいな感じのものでなくてはならないと考えているんでしょう。エロや萌えは日本が世界に発信するにはふさわしくないと。しかしそれらを取り除いて、はたしてどれだけのものが残るのでしょうか?



■オタク文化に国の介入はノーサンキュー!


前にも書きましたが、私はオタク文化、広い意味ではサブカルチャーと呼ばれるものに国が過剰に介入してはいけないと思ってます。

今まで大衆文化として育ってきたものを国が横からちゃちゃ入れて、管理して規制して、それで大衆文化に良い影響が出るとはとても思えない。むしろ食いつぶされがんじがらめにされて潰されてしまうんじゃないかと心配でなりません。

大衆文化という性質上、権力者に押さえつけられると萎縮してしまって、発展が阻害されかねません。国や法が介入して駄目になった文化は多々あります。たとえば過剰な著作権管理が業界の縮小を生んでいる今の音楽産業みたいに。

オタク文化の博物館とかは必要なのかもしれませんが、わざわざ国が国民の税金でやる必要はないと思います。こういうものは民間の、本当に事情に精通している資金のある人が建てたり、有志がみんなで資金を出し合うなどして建てればいいものであって、箱物として批判される事がわかりきいてるものをわざわざ作ってもらう必要はありません。

麻生総理があくまで個人的に作るのであれば反対はしませんが、国が主体でするものではないと私は思います。

恐らく自分たちはオタク文化発展のため良かれと思ってやってるのでしょう。内容も役人が考えそうな事だと思います。しかしやり方がどう考えても間違ってるようにしか思えません。権力者達のまちがったやる気で文化が廃れていくのではないかと心配です。


■それでも自民党を支持するが…。


ちなみに私は今でも麻生総理や自民党を基本的には支持しています。現政権が行ってきたことも高く評価していますし、なりふり構わないマスコミの麻生叩きや自民叩きには不快感を抱いてます。しかし、この件に関してだけは、異議をとなえたいです。私のような考えの人もけっこう多いのではないでしょうか。中にはこの件で裏切られたと他の党の支持に回る人も出てくるでしょう。

ただ、私はこの件で熱くならずに、できるだけ視野を広く持って、冷静な目で判断しようとは思います。しかし、この件が自民党のイメージに対して大きなマイナスになった事は否めません。もし事態が悪化するような事になれば、考え直すというようなことになるとは思います。


■まとめ

要するに

オタク産業を海外に売り出すのにポルノは邪魔だだから規制してしまえ。ほら、海外からの言われちゃってるし!規制しなきゃ海外で売れないでしょ!?内容が児童ポルノだと輸出先の国に法にひかかっちゃって売れないし…せっかく博物館まで作って売り出すんだから、そんなものでオタク産業や日本の品格を落とすわけにはいかないでしょ?そんな訳でアニメも漫画もゲームも今後はエロ禁止!!

…ってところですかねえ。どう思います?

まあ、あくまで私の想像に過ぎないんですけどね。



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前回の記事はかなりの数のアクセスと、当ブログにしては多くのレスポンスをもらえました。私もネット上にある関連情報をいろいろと読んでみました。それらを読んで、この「エロゲ鎖国問題」は難しいさまざまな要素を含んでるように感じました。

この問題はエロゲ規制問題という大きな問題の中から派生した騒動ではありますが、この騒動ひとつとってみても、簡単に片付けられないろいろな課題が浮き彫りになってきていると思います。

今回は、この騒動から見る、外国人との情報交換や交流の難しさについてちょっと語ってみようと思います。


■外国人オタの世界にもいろいろある。



一口に外国人と言っても、問題の発端になった国である英国人、米国人をはじめとして、さまざまな国のひとたちがいる訳です。今回の騒動とは関係のない国の人間からしてみれば、なぜ俺たちまでと思う気持ちもわからないでもありません。

また海外のオタクの世界も、日本国内とはまた違った文化や流派がある訳で、そういった事情はなかなか日本人オタには分かりません。そういった事に関心のある人ならまだ分かるとは思いますが、今回の騒動は私を含めて多くの日本人オタが海外の事情をよく分からないまま、一部をとらえて反応してしまっているような感じがします。

前回の参照元であるSuzacu Late Showさんの記事で取り上げられていたSankaku Complexというサイトで書かれた内容は極端なもので、海外のオタクのスタンダードな意見ではないらしいです。Sankaku Complexとサイト自体を快く思ってない人たちも多いようで、そこを全体の意見だと早とちりしてしまった感もあります。あのサイトが外国人のスタンダードだと思わないでくれと、前回の記事にロシア人の方からコメントを頂きました。

日本のサイトですら、さまざまな思想や思惑で運営されています。運営する人間によって情報にベクトルがかかっているのは当然な事です。それは海外のサイトも一緒。国籍、宗教、文化などの影響もあって、国内以上に偏った情報を発信しているサイトが少ないです。

日本人だって、海外から粗悪なサイトを抜き出されて、これが日本人の総意だなんて言われるのは心外ですよね。このエロゲ鎖国騒動における日本人オタの反応に心傷めている外国人オタも多いようです。


■言葉の壁で正確な情報が掴みづらいといった状況。


言葉の壁がある以上、外国語の出来ない日本人は国外の情報を得るのにどうしても間に翻訳サイトなどのいくつかのサイトを経てしか情報を得れません。

外国人オタの意見→それを代表する外国サイト→それを翻訳、解説する日本サイト→外国オタの事情を知りたい日本人

少なくとも2つのサイトを間に介して情報を得る訳です。意図的にせよ偶然にせよ、その間にはそれぞれに取捨選択があり、それぞれのサイトの管理人の思惑が介入しているのです。正確で公平な情報を得る事は、国内の情報を正しく把握する事よりかなり難しいです。それは逆の場合でも然りです。日本人の真意が外国人に正確に伝わってるかどうかもかなり怪しいです。


それがさらに誤解が誤解を生んでスパイラルに陥ってしまう危険性もあります。今回の場合、

外国人がアクセス制限を批難→その外国人の対応を日本人が批難→その日本人の対応を他の外国人が批難→それを見た日本人が…

こういうどうしようもない状況に陥ってしまって混乱してしまっているような気がします。


■混乱に拍車をかける反日な人たちの存在。


また、この混乱に拍車をかける存在もいます。日本を快く思っていない人たちの存在です。日本人ならそういう存在に慣れてしまっているので気が付きやすいですが、海外のサイトでそういう連中に暴れられると、影響を受ける人も多いでしょう。

英語のサイトで英語を使って自分の国籍も告げずに意見を書いたら、それが英語圏のどこかの国の人間の意見だと思われるでしょう。また、英語のサイトであっても英語圏の国から来てる人間ばかりだとは限りません。英語にそれほど精通していない人間などは余計に気付けないでしょう。

そういう人間に間を引っかき回されてしまうという事が、情報の混乱に拍車をかけているような気がします。前回の参照元の記事のコメント欄や私の前回の記事にも、国籍を装って暴言を書きこんだ輩がいます。最終的には何処の国の人間か暴かれてしまったようですけど。


■今回の騒動の裏にある単純ではない構造


多くの良識ある外国人と、今回の騒動の発端になったような一部の過激な外国人、そしてそれを利用して日本と外国との対立を煽ろうとする某国人。またこの騒動を冷やかし、煽ってるるだけの調子乗りな日本人もいます。こういった状況にある事をしっかり認識してから判断しないと、お互い、しなくても良い争いをしてしまう結果となってしまいます。

今回の件、私を含めてみんなちょっと冷静になったほうがいいような気がします。日本でも騒動をおもしろがっているだけの連中も多いですし、これを機会に外国人を叩こうとしている本末転倒な輩も多いです。日本のメーカーや業界団体や国を非難する外国人に反論するのはかまいませんが、必要以上に外国人を排斥する必要もないです。くれぐれも行きすぎた言動は控えていただきたい。

ただでさえ、日本人や諸外国の人のふりをして、喧嘩を売りまくってる連中が存在するんですから。あくまで日本人は日本人らしく冷静にこの騒動を見守っていかなくてはならないと思います。


■日本人オタも外国人オタも騒動の行方を静かに見守るべき。


また外国人に対して抗議しろなどと言うのも止めて頂きたいです。下手なことをされると火に油を注いでしまいます。大人しく静観してもらったほうがいいです。これは日本人も一緒で、下手に行動するより、専門家であるメーカーや業界団体の動向を見守った方が良いです。その上で彼らからなにか要請があれば動くというような形で。どうか過激な行動に出たりするのだけは止めて欲しい。

今回の騒動に関しても外国人を責めるより、説得する方向で対処すべきだと思います。それでも叩いてくる外国人は放置の方向で。外国人という理由だけで排除するのは、日本人と外国人との溝を深めようと画策する奴らの思うつぼだし、やっぱり日本人は外国人を差別してるじゃないかと言う事を証明してしまう事にもなりかねません。理解しようとしてくれる良識ある外国人まで嫌うのは間違っています。


日本人も外国人も規制でエロゲやオタク文化が無くなることは望んでいないと思います。その意識は共通のものだと思うので、敵対する事は結果的にお互いの為にならないと思います。とにかく日本人オタも外国人オタも冷静になって、偏った情報で間違った判断をしないようにして頂きたいです。


■最後に

この問題の相関図を書いてみましたんで、参考までに。手早く適当に書いたのでいろいろ突っ込まれそうですが、ご理解頂ければと思います。

sakoku

※追伸(2009年7月3日)

Suzacu Late Showさんのところで新しい記事があがったようです。例の記事に対するレスポンスの翻訳が掲載されています。

やはり向こうでもさまざまな意見が交わされているようです。minoriや日本の反応を批判する人。人種差別だと騒ぐ人。それを諫める人。外国人を挑発する日本人(らしき人)。minoriの対応や日本の反応に理解を示す人。フェミニスト団体を糾弾する人。まさに賛否両論、混沌たる状況で、Sankakuの記事に賛成している意見が多い訳ではないようです。

また、一部の外国人の中には以前から何かにつけて人種差別だと騒ぎ出す人間がいるらしくて、レイシスト(人種差別主義者)と罵るのはなにも今回の件に限らず、また対象が日本人に限らずいるそうです。こういう人って、今回の規制騒動を仕掛けた「なんでもかんでも女性差別と言い出す似非フェミニスト」たちと考えの構造が一緒ではないかと思います。

こういった件を語るときは、外国のコミュニティーにはこういう人間がわくということを覚えておかなくてはいけないと思います。

また、おかしな日本語を書き込む、自称日本人も所々で見受けられます。これに完全に釣られちゃってる人も。読んでいて歯がゆいです。


minoriが第二の告知文を載せた後は、minoriの意図を理解しようとする外国人も増えて、かなり落ち着いたとのこと。ただ、レスポンスの参照元がSankakuではないので正確な比較にはならないですけど、翻訳文を読んだ限り、多くの外国人がminoriの呼びかけに理解を示しているように思えます。


ビジュアルアンテナ(ビジュアルアーツのオフィシャル)の告知文

PLEASE PLAY THE GAME OF YOUR COUNTRY IF YOU PRAY FOR THE WORLD PEACE!:-)
あなたが世界平和を願うのなら自国のゲームで遊んでね!:-)


が、もじりやパロディの格好のネタにされたという所は、日本も外国も、こういうのをネタに使っておもしろがる部分は同じなんだなあと、ちょっとだけ笑えました。



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エロゲ規制問題、海外の無責任な反応。
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エロゲ規制問題に関し、先日より、minoriゆずソフトなどのメーカーが、対応策としてオフィシャルサイトへの海外からのアクセスを禁止するという処置に出ました。

この件に関して、海外のオタクがどのような反応を示すのか興味を持っていたんですが、生憎、私は英語はあまり得意ではありません。海外のその手のサイトに行ってみましたが、よくわかりませんでした。

それで、海外のオタクの反応を記事にしているサイトのどこかが取り上げていないかと探していたところ、該当する記事をあげているサイトがありましたので読んでみました。

それが予想に反して酷い内容だったので驚いてしまいました。詳しくは以下のリンク先の記事を見て欲しい。


■minori、海外からの自社サイトへのアクセスを遮断 その1Suzacu Late Show
http://suzacu.blog42.fc2.com/blog-entry-42.html


より重要な点は、minoriの告知文を読むと次の事実を忘れているように思えることだ。規制賛成を扇動していた日本のマスコミや禁止圧力をかけていた政治家、そしてそれに意気地無く従った業界の審議団体などの行動のことである…

米国の小人数のお節介な人権団体のせいで世界中の非日本人が責めを負ってしまうのでは、論理的で納得のいく措置とは言えない。外国人嫌悪に基づいた措置のように見えてしまうのだ。

世界と自国のお粗末な政治家と臆病な企業家に対して、日本人は明確に”ノー”と言うことを学ぶ必要があるように思える。


んとも酷い言いようだな、おい!



正直言って失望しました。国内の事情をわかっていないとはいえ、よりにもよってメーカーやソフ倫を批難するなんて見当違いもいいところ。

海外の圧力に負ける日本政府の批判にも違和感を感じずにはおられません。

そしてそれらは外国人嫌悪に基づいた措置と結論づけている。むちゃくちゃだ。安っぽい、使い古された日本批判の常套文句で締めくくって思考停止してしまっている。

なんともまあ、ひどい勘違いなんでしょうか。どうしてメーカーがこういった処置に出なくてはならなかったのか、少しも分かって頂けないようです。

汚い外国人、俺たちのサイトから失せろ!

という見出し文句も酷い。誰も言っていないだろう。メーカー側も苦肉の策でそうせざるを得なかったという事情を少しでも汲んでもらえないものなんですかねえ。

メーカーも外国人に直接恨みはないですよ。ただ国内の事情でそうしなければならなくなっただけ。別に外国人差別をするつもりはないし、むしろ外国人の要請を受け入れた形なのだから、外国を尊重してるのではないのか。自分たちの立場からのみ見ればそう見えるのかもしれないですけどね。

あなたたちの国の要請でこうなっちゃったんですよ?外国人を馬鹿にしていたらそんな要請無視しますよ?


そもそも、原因を作った人間がなにを言うかと。海外での事象が起きなければ、今回の騒動はなかった。そのあたりをどう考えてるのですかねえ。

少しは自分たち(の国)のしでかした事を反省したり、自分たちに何ができるか考えたりしているかと思いきや、日本の政府や業界を弱腰だと批難すると勘違いも甚だしい。批難するなら騒ぎを起こした自分たちの国の団体とか議会とかを批難しろよと。


私がこの海外の反応で覚えた違和感は次のとおり。




■正規の顧客でもないのに批判するな。

メーカーは海外向けに商品を作っていない。輸出も認めていない。海外でやっているのは違法な手段で手にいれたか、販売店が勝手に海外に売った、もしくは外国人自身が通販なり、実際に日本国内のショップに買いいったりして手に入れたもの。少なくともメーカー側は海外のユーザーに対してなんの責任も負わないし、顧客として認める必要もない。

>minoriは外国人の金など必要ないし、欲しくもないらしい。

まさにその通りですが何か?

エロゲに関して、現状では海外への輸出をオフィシャルでは行っていないんだから、海外で売れようと売れまいと、メーカーにはほとんど影響はない。少なくとも今回のようなリスクを冒してまで守らなくてはならないほどの利益ではない。そもそもファン活動とはいえ違法に改造を行っている人間が偉そうに言うことではない。


■外野が無責任な事を言わないでくれ。

メーカーは警察の摘発などから自分たちを守らねばならないし、そのために自主的に対策をするのは当然である。海外のユーザーがメーカーの代わりに逮捕されるのなら別だけれども。当事者でないものが、無責任な事を言うものではない。国内のユーザーに対してならばいざ知らず、海外のユーザーの為に摘発される危険を冒さねばならない道理はこれっぽっちもない。


■そもそもおまえらが言うな。


勝手に遊んで、勝手に騒いで、議会とかで取り上げられ、騒ぎになっても何もしなかった人間。そもそも騒動の原因の根幹にあった海外のユーザーが日本やメーカーを批難する権利はこれっぽっちもない。


■日本の置かれた立場を理解してくれ。


日本政府の反応はある意味当然である。日本という国は資源を輸入し、国内で加工して海外に売るという国の性質上、お客様である諸外国には強気に出られない。少しの圧力でも敏感に反応してしまうのは、ある意味仕方がないこと。日本の商品を買ってもらう為には、よほどの理由がない限りは弱腰にならざるをえない。

ニッチな産業であるエロゲ業界の為と、外貨を大量に獲得してくれる、自動車産業や電機産業などの他の産業の利益を犠牲にはできはい。外国の風潮にさからって日本製品の評判を落としエロゲ産業やオタク文化を守るのと、それらを切り捨てて日本の輸出貿易を守るのと、どっちが大事かは火を見るよりも明らか。日本も好きで弱腰だという訳ではない。


■姿勢が大事なのと、メーカーの優しさを理解してくれ。


串などをさせばアクセスできるので無意味との意見もあるが、とりあえず形だけでも規制してますよという姿勢を示して見逃してもらおうとするのは、規制対策の常套手段。エロゲ業界に限ったことではない。そういう対策をやってるという事実がを内外に示すのがまずは大切。とりあえずは簡単には見れませんよという姿勢を示すのは十分意味のあること

また今回の事はメーカーにとっても青天の霹靂。とりあえず、すぐにやれる対策といえばこれくらいしかないだろう。

それにそういった隙があるおかげで、海外ユーザーもサイトを覗けるじゃないか。海外からでも見ることができるという余地を残してもらってるんだという事になぜ気付かない。分かってても言っちゃだめだろう。見たいのだったら、ちょっと工夫してこっそり見てねって事なんじゃないのか?こんな元も子もない批判をして誰が得をするのだろう。


■そういう対策を取らせたのは外国側


この対策は日本人が好きで海外のユーザーに意地悪してるんではない。日本以外でも簡単に入手できるのはけしからん!と言う外国の要求に応じて行ったもの。責めるならそんな要求を突きつけた国や人たちにいいなさい。当事者にされてしまった日本人が言う事なんか聞いちゃくれないのだから、できるのならその国のファンがなんとかするべき。できなくてもいいが、少なくとも日本を批判するのは間違ってる。




とりあえず以上のような事を、批判してる海外のオタクに対して言いたい。ほんと、今回はお門違いなこの反応に正直呆れてしまいました。日本の文化であるオタクが海外で認められて、それを好きだと言ってくれる外国人が増えてるのは嬉しいし、それを出し惜しみしたり、独り占めにしたりするのは間違ってるとは思います。

しかし、このような事態になってしまった以上、そういった認識を考え直さねばならないと思いました。また、海外のオタクがこのような態度でいるならば、海外へ対するゾーイングも考えなければならないのではと思います。そもそも海外のファンの多くは違法な手段でアニメやゲームを手にいれていると聞きます。そういった連中が今回の事を批難しているなら、盗っ人猛々しいと言わざる得ません。

中国で不正コピー品で遊んでいて、日本の純正品のメーカーに不都合があったから弁償しろという人と同じですね。

前にも書きましたが、ホント沙織事件と構造がよく似てますよ。

海外のオタク=万引き中学生(不正をした)
英国議会や米国某団体=万引き中学生の父親(不正をしたのはこんなものを作るからだ)
日本政府=警察(では取り締まろう)

そう置き換えると、あの事件と今回の事件、構図は一緒のように思えます。


私は同じ趣味を持つ物同士、国を超えて仲良くしたいと思っているし、日本の事を良く思ってくれる海外のオタク達を歓迎したい。日本の作品が世界の共通言語となって、世界中のいろんな国の人たちとオタク文化を通して理解しあえることは素晴らしい事だと思っていました。でも、こういう事態になってなお、無責任な言動をとるのであれば、そういった認識も変わらざる得なくなります。

私は今回の騒動で海外のオタクを叩こうとは思いませんでした。彼らだって被害者なのですから。表現規制に反対する仲間だし、日本という国やメーカーを愛してくれている人たちだと思っていました。今回の事でなんだか裏切られた気分になってしまいましたよ。

だって、今回の問題でそもそもの敵は規制を押しつけようとしている人間達でしょ?自分たちのエゴを日本に押しつけた英国議会や米国の団体、それにこの機会を利用した日本国内の規制推進派の活動家達でしょ?海外のオタク達も私たちと同じようにメーカーに同情的だとばかり思ってました。違うんですね。残念です。

海外の事情で日本からエロゲやオタク文化が無くなるなんて事になると私は外国人を恨まずにはおれなくなるでしょう。こんな事が続くようなら海外のオタクに対する反感が生まれ、国内のオタク文化を守るためオタク文化の鎖国もやむを得なくなるでしょう。

今回の事態がもし深刻な状況を迎えると、日本のファンと外国のファンの間に大きな溝ができかねないことをしっかり認識して欲しいです。少なくとも見当違いな無責任な発言は控えてほしいです。そういう発言が結局自分たちの首を絞める事になることに気が付いて欲しいです。



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■このブログについて
このブログは私、夕凪雄那(ゆうなぎゆうな)が関心のある事柄をいろいろと記事にしています。

「アニメ」「ギャルゲ・エロゲ」「ライトノベル」「アニソン」「電波ソング」「ボーカロイド」などのオタク文化的なものを中心に記事を掲載していきます。

コメント、トラックバック大歓迎!トラバは記事に関連したものでもOK。でも、宣伝や無関係なものはご勘弁を。

その他、日常的な内容の日記はmixi日記(※要mixiID)で掲載していますのでそちらもよろしくです。


■Profile
夕凪雄那(ゆうなぎゆうな)
生息地:福岡県
血液型:A型
生年月日:197?年9月28日

分類:ドクオ目ヌルオタ科

好物:漫画、アニメ、エロゲ、
    萌え、ネットラジオ、車、
    電波系AKIBA系ソング、
    天体、幕末維新、映画、
    洋ドラマ、道の研究、
    旅行、カメラ、AV機器。

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