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自重しないドクオ目ヌルオタ科男子のインドア趣味ブログ。

「ボルゾイ企画」実況プレイ動画の歩き方。5

ニコニコ動画の人気動画のジャンルの一つに”実況プレイ動画”というものがあります。ゲームプレイ動画の一種でうp主がプレイしながらトークをするという動画で、普通のプレイ動画とはまた違った面白さがあります。ゲームの面白さというより、実況者の反応の面白さ、トークの上手さなどが売りで、クソゲーでも実況者の料理の仕方次第では面白いものに仕上がります。

そんな実況プレイ動画というものを私は最近よく見ています。中でも実況プレイ動画をアップする集団(?)に「ボルゾイ企画」という人気実況者集団がいて、そこのアップする動画が面白くてファンになってしまいました。

今回はその「ボルゾイ企画」がアップしている動画の中から私の独断と偏見によるお薦め実況を紹介してみようと思います。「ボルゾイ企画」を知っている方でも、すでに数多くの動画をアップされているので、どれから見ていいのか分からない人もいると思います。そういった方も是非この記事を参考にして頂けたらと思います。


■【青鬼】絶叫に定評のある友人に無理やり実況させた【実況】(実況ゲームタイトル:青鬼

以前の記事で紹介した、RPGツクールで制作されたフリーのホラーゲーム「青鬼」の実況プレイ動画。かくれんぼ的な怖さが面白い。実況者はがみ氏とふひきー氏。がみ氏のびびり方が最高に面白い。私がボルゾイ企画を知るきっかけとなった動画です。



※左の動画は本編視聴後に見ましょう。


■【ゆめにっき】何も知らない友人に無理やり実況させてみた(実況ゲームタイトル:ゆめにっき

RPGツクールで制作されたゲーム人気フリーゲーム「ゆめにっき」のプレイ実況動画。ホラーという訳ではないけど、不気味というか、怖いというかすごくインパクトの強いゲームです。

フリーゲームとして評価も知名度も高く、私もこの動画を見る前から存在を知っていました。しかし、攻略が難しそうなのと、気持ち悪くて頭が痛くなりそうだなと思ってプレイしませんでした。

しかし、この動画のおかげで「ゆめにっき」が好きになりました。動画を見終わった後、すぐにゲームを落としてインストールして遊びました。たぶんこの動画を見なければ、「ゆめにっき」を一生プレイすることはなかったでしょう。

今回はひふきー氏が誘導して、がみ氏がプレイするという形。こういう形式の実況も面白い。がみ氏の反応と運の強さが素晴らしい。ちょっと長いですが衝撃のラストまで見る事をおすすめします。

この実況は「オメデトウ!」や「それもいいだろう」「プロジェクト虱(しらみ)プレス」「かもしれない運転」などの名言を生みました。「ボルゾイ企画」を見てまわりたいという人には、「青鬼」と「ゆめにっき」の2つは是非押さえておいて頂きたいです。




■【月代】カオスなゲームをやろう会【実況】(実況ゲームタイトル:月代

フリーの恋愛ノベルゲーム(乙女ゲー)「月代(さかやき)」の実況プレイ動画。「カオスなゲームをやろう会」シリーズではいちばん面白いと思います。乙女ゲーの皮を被ったギャグノベル。このノリを許せる人には腹筋崩壊動画。制作者公認動画らしいです。実況者はひふきー氏。

ゲーム自体は短いので気軽に見れていいと思います。ああいうネタで長くやられるのは、それはそれで嫌ですけどね。すぱっとスナック感覚で見られる動画です。




■【包丁さんのうわさ】フリーホラーゲームをやろう会【実況】(実況ゲームタイトル:包丁さんのうわさ

ホラーノベルゲーム「包丁さんのうわさ」実況プレイ動画。「フリーホラーノベルをやろう会」シリーズ。実況者はひふきー氏。怖いけど包丁さんたちが可愛い。ストーリーもけっこう良かったです。他の動画に登場した人気キャラ「さしみん」が何者か知りたくて見たのですけど、さしみん自体はちょっとしか登場していなかったです。




■【真説・万華鏡奇談】フリーホラーゲームをやろう会【実況】(実況ゲームタイトル:真説・万華鏡奇譚)

ホラーノベルゲーム「真説・万華鏡奇談」実況プレイ動画。「フリーホラーゲームをやろう会」シリーズ。実況者はひふきー氏。田舎の旧家を舞台にした横溝正史チックな話。親子三世代に渡り物語は語られます。読み物としてフリーとは思えない出来です。ちなみに現在、ゲームのダウンロードはできないのでリンクは張ってません。作者さんのサイトはこちらです。




■【DANGER ZONE】フリーホラーゲームをやろう会【実況】(実況ゲームタイトル:DANGER ZONE

ホラーノベルゲーム「DANGER ZON」の実況プレイ動画。「フリーホラーゲームをやろう会」シリーズ。実況者はひふきー氏。Yuuki!novelを使用して作ったゲーム初めて見ました。私も昔Yuuki!novelでゲームを作ろうとした事があったので懐かしかったです。

ゲーム内容的にはノベル版「バイオハザード」といったところ。ただし、ゲーム自体はシナリオがちゃんと推敲されていなかったり、怖がらせたいのか笑わせたいのかよくわからなかったです。万華鏡奇譚の後に見たせいもあって、ゲーム自体の完成度が高いとは思えませんでしたね。まあ、自分でやったら面白くなかったかもしれませんけど、そんなゲームでも楽しく見れるのが実況の良いトコですね。

このシリーズは何作かあるんで、リンクに続編も掲載しておきますね。




■【1999ChristmasEve】フリーホラーゲームをやろう会【実況】(実況ゲームタイトル:1999ChristmasEve

ホラーノベルゲーム「1999ChristmasEve」の実況プレイ動画。「フリーホラーゲームをやろう会」シリーズ最新作。実況者はひふきー氏。クリスマスイブのデートで女友達とスキーに向かう主人公。しかし、夜の山の中で車がストップしてしまい、仕方なく近くにあった教会に避難する事になったのですが…というようなストーリー。現在(7月12日)パート36で未完です。長い。

話はそこそこ面白いです。最近は眠る時に見ながら寝ます。このシリーズはストーリーを朗読してくれるので眠りながら見るのに最適です。ただ、ふひきー氏の絶叫に驚いて目が覚める事もありますけど…(汗




以上です。まだ全部視聴し終えた訳ではないんですが、今まで見た中ではこれらの実況が面白かったです。ホラーゲームが多いですが、実況プレイ動画で見るとそんなに怖くない…かも。ゲームの内容より、実況者の絶叫にびびるのがお約束ですかね。ホラーゲーム実況に関してはスピーカーのボリュームは低めが推奨。

それにしても、フリーのノベルゲームとかって、けっこう世に出ているんですね。まあ、内容はピンからキリまでありますが、関心を持って調べてみると意外に多くて驚きました。

中には市販ゲーム顔負けのレベルのものもありますし、侮れませんよ。


最後にひとつだけご注意を。実況プレイ動画は時間泥棒です。面白い動画であれば、見だすと止まりません。ほとんどの動画が長時間なので、あっという間に時間が過ぎていきます。用量・用法を守っては正しくご視聴下さい。


そんな訳で、今後も面白そうな実況プレイ動画があればご紹介しようと思います。


■ボルゾイ企画関連のマイリスト



※参考リンク※
■ボルゾイ企画ブログ
http://borzoiproject.blog56.fc2.com/


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■関連記事■
気をつけろ!ヤツが来るぞ!〜フリーゲーム「青鬼」で遊んでみる〜

巡音ルカの歌う、お薦めのPV特集。5

LINK久々にボーカロイドの作品紹介をしようと思います。今回は巡音ルカ姉さん特集です。

キャラクター・ボーカル・シリーズ第3弾として登場した「巡音ルカ」ですが、一番最近出ただけあって、私としてはイマイチ影が薄いなあって印象でした。しかし、最近は関連動画もちょくちょく見かけるようになってきて、なかなかいい感じで盛り上がってきてるんじゃないかなっていう感じがします。そんな訳で、今回は特にお気に入りのPV3つと、番外編1つを紹介致します。


■【巡音ルカ】 トエト 【オリジナル曲】



(*・ω・)ノ<素朴で可愛い感じのルカ嬢の曲です。歌詞もかわいくていいです。「みんなのうた」チックなPVが最高です。

■【勝手に】ダブルラリアット 手描きPV【解釈】



(*・ω・)ノ<個人的には巡音ルカといえばこの曲のイメージが強いです。オリジナルの動画も好きだけど、このPVも、ストーリー仕立てになっていて好きなので、今回はあえてこちらで紹介。

■『巡音ルカ』紅一葉『オリジナル曲・PV付』



(*・ω・)ノ<なんていうか、歌もPVも凄いの一言。最初見たときは、ギャルゲか何かのオープニングかと思いましたよ。思わず何のゲーム?って調べてしまいました。なんかPVからゲームが出来てしまいそうですね。

※番外編※

■【新ジャンル】ダブルラリアット 回ってみたでござる【回ってみた】



(*・ω・)ノ<ダブルラリアットを曲をバックに、紋付きを着た男性がなにやら回っています。ラートという体操競技の一種らしいです。動画から感じられる独特の雰囲気になぜか引き寄せられてしまいます。


今回は以上です。

ボーカロイドの世界も日進月歩。ボーカロイドそのものの技術も去ることながら、ボーカロイドから派生したものも多くなってきてますね。ボーカロイドの曲を人間の歌手が歌うという逆転現象もおきてますし、ボーカロイド関連の情報から目が離せません。

しかし、最近はあまり精力的にボーカロイド関連の情報を追いかけていないので、あまりちゃんとした状況を得れていないかも。詳しい人からは今更かよとか言われそう…。なんかいい曲とかあったら教えてください。


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■ボーカロイド曲紹介記事■
鏡音リン・レンの歌声を聴け!
初音ミクの歌う、お薦めの曲特集 第2回。
初音ミクの歌う、お薦めの曲特集。
「スナック初音」にようこそ。

隠れた名作「Treating2U」を語る。5

T2Uエロゲの主人公というと、基本的に無個性で、優柔不断で軟弱な奴が多い。いわゆるヘタレ主人公という奴ですね。

伊藤誠(スクールデイズ)や鳴海孝之(君が望む永遠)などをはじめとして、プレイヤーをうんざりさせるヘタレ主人公には事欠きません。なんでヒロインがこの主人公に惚れるのかと疑問に思ってしまう作品も少なくないです。


しかし、そんなエロゲの主人公の中にも数こそ少ないですけど、格好いい主人公も存在しています。

その中の一人が、2000年に発売されたBLUE GALEの「Treating2U」主人公、堤伊之助です。伊之助めちゃ格好いいです。容姿だけでなく性格も格好いい。友達になりたいって感じのいい奴なんです。

そんな訳で、今回は私の思い入れの深い作品「Treating2U」を紹介してみようと思います。


■パケ絵は男キャラ主人公仕様


このゲームとの出会いは店頭でした。エロエロや萌え萌えなパッケージが並ぶ新作エロゲコーナーの中で一際異彩を放っていました。白地にギターを持ったイケメンバンドマンがドン!と書かれたシンプル且つ場に似つかわしくない雰囲気のパッケージ。

それを見て「なんだこれ?女性向けのエロゲか?それとも売り場間違えてるのか?」って思いました。その時は気にはなったものの、買わなかったんですけど、後に情報を集めて面白そうだったんで購入してみました。I'veが挿入歌を担当してると知った事もありますが、良くも悪くもあのパッケージが目立ってたから、興味を持つことができたんだと思います。


■主人公キャラが立っている異例のエロゲ


私が買ったのは、新パッケージ版で、主人公の後ろにヒロイン達が描かれているタイプ(上の写真)でした。それでも当時パッケージに主人公が描かれているものはめずらしく、目立っていた事には変わりません。

それに、当時のエロゲの主人公といえば、前髪垂らして目が見えない無個性な主人公というのが定番でしたから、このゲームのように主人公のキャラが立ってるものは珍しかったです。

また、ボイスは無かったですが挿入歌とエンディングのみ歌はゲーム中に流れました。そしてその歌が主人公が歌った男性ボーカル曲だったのです。当時は女性ボーカル曲はよく使われてましたが、男性ボーカル曲を採用したエロゲはほとんどなかったです。


■そんな「Treating2U」のストーリーとは?


主人公の堤伊之助はプロミュージシャンを目指すバンドマン。ボーカル兼ギター担当。ある日風邪を引いて病院に担ぎ込まれますが、そこで医師に病気の疑いがあるからと言って入院を強いられるという話。

早い話が病院を舞台にしたエロゲってやつです。そこでしっかり者だけどある事が理由で食べ物の味が分からないナースさんや、頼りなさげな新人ナースちゃんや、長期入院しているおしとやかな女の子や、祖母の病室に入り浸っている頬に大きなガーゼを付けた女の子や、重病の子供を持つ母親などと恋をする物語。

病院が舞台なので、けっこう命のかかった話や、重い内容になりがちなんだけど、主人公のキャラクターの良さもあって、ゲームの印象はそれほど重くはないです。基本的に救いのあるエンドが多いですしね。


■主人公堤伊之助の格好いいトコロ


あるヒロインのシナリオで、主人公が手術しないと死んでしまうけど、手術すると歌を歌えなくなるってシナリオがすごく印象に残ってます。死んでしまった伊之助も、歌声を諦めて生きる選択をした伊之助もどちらもかっこよかったです。

あと誠美さん(重病の子供を持つ母親)を迎に来る伊之助もめっちゃ格好良くて感動した。そらかーちゃんも惚れるわ〜。

子供やお年寄りなど相手問わず優しいし、ヒロイン達が伊之助に惚れるのも納得できましたね。エロゲの主人公ながら、こんな男になりたいぜっていう感じでした。またサブキャラクターたちも見かけによらずいい人が多くて、気持ちの良い連中ばかりです。

とにかく伊之助の行動はどれも男らしくスカッとしてましたは。最初はなんなんこのDQN風イケメンちゃんは?って思いましたが、人を見かけで判断しちゃいかん良い例でしたね。他のエロゲのヘタレ主人公達も少しは見習って欲しいものですよ。


■ゲームに使用された名曲たち


そして挿入歌である「bite on the bullet」と「Treating2U」が最高です。ほんとうに名曲です。特に「Treating2U」がかかるシーンはマジに泣けます。これらの曲は後に女性ボーカル版もあるんですけど、やはり男性ボーカル版の方がいいですね。ただ男性ボーカル版は録音レベルが低いのが惜しい。

この曲を歌ってるのは「堤伊之助」というキャラ名でしか公表されておらず謎なのですが、ネット上では高瀬一矢だと噂されてます。しかし本人は否定しているらしいです。ホント誰なんですかねえ気になります。


■不遇の名作「Treating2U」


ただ、このゲームは口コミで評判が広がっていった作品の為、残念ながら発売当初は売れ行きが悪かったようです。そのためメーカー内では評判が悪く、このゲームは黒歴史みたいな扱いになってます。制作に関わった人たちもメーカーを辞めたそうです。それ以降、ここのメーカーはエロに重点を置いた作品しか作らなくなってしまいました。良い作品なのに残念な話です。

もう一度、リニューアルしてくれたらそこそこ売れると思うんですけどね。まあ、それは状況的にあり得ないか…。モッタイナイ話だなあ。ちなみに先ほどうちのXPにインストールしてみましたが問題なく作動しました。久々に遊んでみますかね。

※参考動画※
Treating 2U



「Treating2U」はイントロだけで泣けてしまう。
「T2Uは生まれる時代が早すぎたな」というコメントがありましたがその通りやでって思いました。



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■今更語るシリーズ記事■
はぢめてのエロゲ「カオスエンジェルズ」
「ダブルキャスト」について語る。

オタク系音楽文化について語る【後編】

<前編はこちら

前編でも述べたように、オタク系音楽が盛り上がってるひとつの大きな要因は、日本の一般の歌謡音楽文化の衰退にあると思います。

日本の歌謡曲に元気がなくなった。それはなぜでしょう?現に私は昔と違って一般的な歌謡曲はほとんど聴かなくなりました。それは私が歳をとったということも あるでしょうが、それにしてはオタク系の音楽は相変わらず聴いています。なぜそうなったかと考えるといくつかの原因を想像する事ができます。

後編ではなぜ日本の歌謡界は駄目になってしまったか、そしてその中でなぜオタク系の音楽文化だけが例外になり得たのか。その当たりを考えていってみましょう。


■歌謡曲はなぜ聞かれなくなったのか。


最近の若者は音楽を聴かない。音楽文化は廃れているとかよく言われますが、私は全然そうは感じないんですけどね。若者は今の時代も音楽に魅力を抱いていると思いますよ。ただ、我々の世代のように歌謡曲に触れる機会が減ってしまっているだけなんだと私は思います。

オタク系音楽と今の一般の歌謡曲との決定的な違い、それは露出度の違いです。

そもそも、曲とはある程度露出がないと聞かないものです。どこかで耳にする機会がないと、存在すら認識できません。音楽とは耳に入って、良い曲だなあと思えて初めて買おうと思うものなのです。


■極端な著作権保護が音楽文化を衰退させる。


最近は歌謡曲を耳にする機会がすっかり減ってしまったような気がします。今日のように著作権でガチガチに固められた社会環境では、音楽に触れる機会もなく、どんな名曲も知られぬまま埋もれていってしまいます。音楽著作権管理団体は、音楽業界の発展を妨げてまで著作権を守る事に固執しています。彼らは音楽文化がどうなろうろ知ったことではないのです。彼らは著作権を守らせる事が仕事で あって、それにより音楽文化が衰退しようがどうしようが関係ないのです。

最近は街の中で歌謡曲を聴かなくなりました。昔は飲食店の店内な どで店員が持ってきたCDなどを流していました。それを聞いて、良い曲だなあと思い買ってみたなんて事もありました。しかし著作権管理団体がせっせとそう いうお店を訴え続けた結果、歌謡曲を流す店はなくなりました。街から歌謡曲が消えたのです。

今、店で歌謡曲を流しているのは高いお金を払ってUSENを入れているお店だけです。店独自のテーマソングが作られ流行っているのはその影響もあってだと思います。自ら作った曲であれば著作権管理団体に文句言われませんからね。


■著作権団体が音楽文化を食い尽くす。


音楽著作権団体のあくどい所は、コピー商品を売って商売しているような、質の悪い連中を訴えるより、店で音楽を流していたり、演奏していたりといった比較的微罪と呼べるようなレベルの者たちを訴えるという所です。音楽著作権団体にとってはそういう相手のほうが叩きつぶしやすいし、「あんな微罪でも捕まるんだから、 俺たちも相当ヤバイんじゃなか」という事を周囲にアピールできるからだと言います。

微罪で訴えられた店が出た場所の一帯は、あっという間にそういうった著作権違反を止めるそうです。効率でいえば、これだけ効率の良い取り締まり方はありません。ただ、いちばん弱いところを生け贄的に狙い打ちして暴利な賠償金を払わせるこのやり方に嫌悪感を覚えない人は少ないと思います。

そもそも著作権団体は音楽文化を守るためにあるのではありません。彼らは彼ら自身の利益をあげる為に存在するのです。いかに効率的に著作権料を徴収するかしか考えてません。宿主がどうなろうと知ったことではないのです。なので、「お前達のやり方が音楽業界を駄目にする」なんて批難を彼らにしても、「知ったこっちゃねえや」って言われるだけです。

音楽著作権団体はほぼ1団体の独壇場でもある上に、著作権を守る名目で、作家自身からも料金を徴収しています。お金を取った上で、その曲の著作関係の権利を、作家から取り上げるのです。レコード会社を通して曲を売るためには、作家は著作権団体に曲を預けるしかないような業界の仕組みになっているのです。利権ヤクザなんて言われるのも仕方がないです。

それに反発して、業界に頼らず、自らの手でネットなどを通して販売をする作家もいるほどです。音楽業界がある程度実力と権力を持っていた時代なら、それも通用するでしょうが、これから先、こういった業界の歪んだ制度が通用していくかどうかは大いに疑問です。レコード会社を通さなくても音楽が配信できる時代なんですから。このような業界の構造はもはや時代にあわなくなってきているのではないでしょうか。


■著作権は守られるべきだけど…。


ただ誤解しないでほしいのは、著作権を守らなくて良いと言っているのではありません。作家の生活を守るためにも権利は守らなくてはいけませんし、素晴らしい仕事や才能にはそれに見合った報酬が与えられるべきだと思います。しかしそれは権力で強制されるものでもないですし、作家以外の人間が過分にピンハネしていいものでもありません。

個々の作家が著作権を守るのは難しいので組織にという考えも理解できますが、現在の組織は純粋に著作権や作家を 守ろうという当初の目的からかなり離れていると言わざるを得ないでしょう。著作権団体はあくまで業界の発展や利益の為に存在するものでなくてはいけませ ん。音楽業界あっての著作権団体であって、著作権団体あっての音楽業界であってはならないと私は思います。


■知らない曲は買わないよ。


さて、話がそれてしまいまいたので、本題に戻りましょう。

そういう訳で昔に比べて、音楽に触れる機会は極端に減ってると思います。全く知らない曲を突然買おうと思う人はいません。当たり前です。聞いてもいない曲を どうやって好きになれっていうのでしょう。今、昔の曲を集めたアルバムがよく売れているのは、みんなその曲を知っているからでしょう。

80年代、90年代に活躍したアーティストが未だに売れるのは、当時、それらの曲に触れる機会があって、それらのアーティストに惚れ込んだ世代がいるからでしょう。また、アニソンと共によく売れているジャニーズも、そのファンの熱意に支えられてるからだと思います。

ジャニーズや昔の人気アーティストがなぜ人気があるのかというと、彼らがいい曲を提供している事を知っているから。だから積極的に情報を仕入れようという気にもなります。名も知らない、どんな曲を歌ってるのかもしらない人の音楽を聴くなんてことはありません。曲を知るのにはそれなりの理由がいるのです。今の一 般の音楽業界はその理由を叩きつぶしてしまっているから、人々が音楽から離れていっても仕方がありません。


曲を聴く(知る)

いい曲だと思う

曲を買う

気に入る

同じアーティストの他の曲も聴きたくなる。


音楽にはまりこんで行くには、こういう過程が必要なんですが、最初の段階が発生しないので、曲が売れなくなるのは当然です。新参のアーティストや新しい曲が売れない原因は、決して彼らや曲に魅力がないのではなく、その曲に触れる機会がないからでしょうね。

音楽に興味があっても、「金払わない奴は指一本触れさせてやんねえ!」なんて出し惜しみする人がいるのです。「ふーん、じゃあいいや」ってなるのは当然な話ですよ。無関心の人に価値を説かないまま買わせようとするのはナンセンスな話。自分から出し惜しみしておいて、相手に感心を持ってもらえない、買ってもらえないと嘆くのは、間違っている気がします。


■ではなぜオタク系の音楽は売れるのか。


まず、一つの大きな要因として、その音楽が耳に入る機会が多いということ。アニメを見たりゲームをしたりしていると、自然に耳に入って、それがいい曲であれば耳に残ります。アニメを見ることが曲を聴く動機となるのです。それを気に入るかどうかはまた別問題ですが、少なくとも耳に入る機会はできます。この耳に入る機会があるかなかとでは、売れ行きに大きく関わってくるのは説明するまでもないでしょう。

そして中にはその曲を歌ってるアーティストに注目する人も出てくるでしょう。声優音楽ブームなどはまさにその典型だと思います。

最近ではアニソンはその作品のプロモーション的役割も果たしているので、下手な曲はつかいません。ある程度聞いていて気持ちのいい曲が選ばれると思います。 特にオープニングに使われる曲なんかは、作品への期待を高める効果も狙っているので、聞いていると心地よい曲が多いです。だから耳にも残りやすい。

また電波ソングなどの形にはまらない奇抜な曲さえも受け入れられる雰囲気があります。曲のジャンルに囚われず、様々な曲調が使用される自由なところがまたオタク系音楽の魅力でもあります。


■視覚的相乗効果と想い出効果。


アニメやゲームの主題歌は、作品のオープニングやエンディングで使用される為、その視覚的相乗効果も生まれます。曲が作品を盛り上げるだけではなく、作品が曲を盛り上げるという見方もできます。視覚情報がプラスされる事により、曲の魅力が何倍にもふくれあがるのです。

また、その曲を聴くことにより、作品の事を思い出したり、その作品に関する想い出を誘発したりします。音楽にとって、それに関わる個人的な想い出というの は、たいへん音楽の評価に関わるもの。その曲に関する想い出があって、その曲が好きだという人も多いでしょう。主題歌というのはそういう想い出になりやすいものでもあります。


■エロゲソングのビジネスモデル。


エロゲの主題歌というものがあります。エロゲとはすなわちポルノです。なかなか一般には広がりづらいジャンルです。しかし、エロゲの主題歌を専門に歌っていたアーティスト達が、高い評価を受けています。そういう売りづらいジャンルにもかかわらず、なぜこれらのアーティスト達が認められていったのでしょうか?オタク系音楽が売れた理由の一例として、そこの所を書いてみようと思います。


■エロゲソングの歴史。



90年代、PCの音楽機能向上により、エロゲに主題歌を付ける事が簡単にできるようになりました。そんなエロゲソングの黎明期。エロゲの主題歌を歌う歌手が表に出るなんて事はありえませんでした。よくても仮名、悪ければ歌手未発表なんていうのも普通でした。

歌自体も、まあピンからキリまでありましたが、だいたいその辺の女の子捕まえてきて歌わせたようなものものも多かったです。しかし90年代終わり頃にエロゲの主 題歌を専門にする音楽集団、I'veというものが活躍しはじめました。I'veはユーザーに絶大的な支持を受け、アルバムを出し、人気を得ました。 I'veが主題歌を歌うからゲームを買うという人もいました。

絵やストーリーなどと同様、主題歌というのが大きなプロモーション要素になると気付いた各メーカーは、こぞって主題歌というものに力を入れ出しました。I'veが活躍を始めた2000年頃からゲームに使われる主題歌の質が底上げ されました。I'veを主題歌に採用するほか、メーカー独自のアーティストを発掘したり、I'veのような音楽集団が生まれたりしました。少なくとも聴けないような酷い曲を主題歌に採用するメーカーは激減しました。

この後、feelやUNDER17、ave;new、MOSAIC.WAVなどが続き、シンガーとしては、いとうかなこ、榊原ゆい、片霧烈火、理多、yozuca、Lia、Yuria、nana、rino(CooRie)、Uなどなどが活躍しました。

さらにI'veは、歌手の顔出しをして、個々にプロモーションをかけ、アニソン界にも参入して、武道館でライブをおこなうまでにまりました。エロゲソング歌手が顔出しして武道館なんて、昔は想像すらできなかったです。


■デモムービーやデモソングの配布。


彼らは元々、アーティストとしての実力があったのでしょうけど、ここまで評価されるようになったのには大きな理由がありました。先に述べた「視覚的相乗効果と想い出効果」などはもちろんですが、それ以上に他の音楽ジャンルではあまりやっていない事が出来たせいもあると思います。

それが、ネットや店頭で配布される”デモ”の存在だったのです。

近年では、エロゲの発売前にはデモムービーが配布されるのが当たり前になっています。デモムービーには普通、オープニングムービーが使われます。オープニン グムービーにはもちろん主題歌が流れる訳です。それを見る事によって、曲を知ることができる訳です。また視覚的相乗効果等が相成ってその曲を気に入る確率は増える訳です。

そのデモは無料で配布される訳です。ゲームに少しでも興味のある人なら、無料だから見てみようと思う人も多い訳です。また、店頭でも繰り返しデモムービーと共に流されます。店内放送では主題歌自体をを流している場合も多いです。店頭で流しても誰も文句を言わないどころか、 販売促進に繋がるのでメーカー側も推奨するでしょう。ちなみにエロゲソングのほとんどは著作権をメーカー側で管理しているので、著作権団体に言いがかりを 付けられる危険性もありません。

デモムービーの他に主題歌や挿入歌をデモソングとして無料配布している所も少なくありません。デモムービーも曲の配布も、基本的にワンコーラスだけです。フルコーラスを聴きたいがためにみんなサントラなどを購入します。きちんと購入する人のメリットも考えている訳です。

確かに中にはデモソングだけで満足してしまう人もいるでしょう。しかし、主題歌そのものに魅力や関心がある人の多くは、サントラや主題歌CDを購入するのです。さらに発展して、その主題歌を歌っている歌手のファンになって、他のCDなども購入するのです。この連鎖を馬鹿にはできません。こういうエロゲソング を歌っている歌手の主題歌集CDやオリジナルCDもたくさん売れているのです。

エロゲ業界は、一般の音楽業界が、ネットでのビジネス展開を渋っている時に、さっさとエロゲソングを売り込むためのネットを使ったビジネスモデルを作り出して、展開していたのですよ。エロゲソングが評価されるよ うになった背景にはこういった仕組みで曲がユーザーの耳に入りやすかったから、曲を聴くハードルが低かったから、曲を買う動機が作られていたからだと私は思います。


■同人ショップで広がる同人音楽文化


近年になって同人のジャンルで同人音楽というものが認識されだしました。私は10年前にEalia(土屋暁)氏からアルバムを売って頂いた時に初めて同人音楽という存在を知りました。そして5年後くらいに同人ショップの一角に同人音楽コーナーが出来ているのを見かけて、買うようになりました。

昔はかなりマイナーなジャンルだったと思いますが、最近は同人ショップやアニメショップなどで比較的簡単に手に入るようになって、一気に認知度が上がったと 思います。また、同人音楽ならではの文化も形成されています。ゲームやアニメのアレンジもありますし、オリジナルも多いです。中でも東方プロジェクトのアレンジ音楽、俗に言う東方系ジャンルの盛り上がりはすごいです。

こちらも、アニメやゲームのファンから入る人や、ネットで見かけたデモムービーやデモソングから入る人が多いです。イオシスあたりはニコニコ動画やYouTubeあたりで一大ムーブメントが起きたおかげで知名度が爆発的にあがりました。



■ネットで広がる新たな音楽文化。


ニコニコ動画やポットキャストなどのネットサービスを利用した音楽活動も活発化しています。ニコ動では「ボーカロイド」や「歌ってみた」「演奏してみた」な どの音楽関連動画が、それぞれ独自の文化を形成しつつあり、無名のアーティストに注目が集まっています。また、同人音楽サークルやインディーズバンドも、 ニコニコ動画やYouTubeなどをアピールの場として積極的に利用しています。

その裏で、一般の音楽業界は、自分たちの曲が使われている動画を消すのに大忙しです。せっせと自分たちの曲が視聴者の耳に届くことを阻止しています。確かに法律的には正義は権利者にあるんでしょうけど、本当にそれでいいんでしょうか?

積極的に曲を露出させようとするアーティストと、金を払わん奴には聞かせてやらんと出し惜しみするアーティスト。どちらがより人々に受け入れられるのかは火を見るより明らかでしょう。


■日本の音楽文化は死んではいない。変化してるだけだ。


日本の音楽文化は終わってはいません。こういったオタク系音楽を中心に、草の根の音楽文化が、大きく発展しようとしているところです。これは古いビジネスモ デルに固執し続けた現在の歌謡界が終わっただけの事で、日本の音楽が終わった訳ではないと私は感じます。現にオタク系音楽文化のなかでは、魅力的な楽曲が今でもどんどん生み出されているからです。

またボーカロイドなどの新たな音楽文化も生まれています。これは音楽文化の衰退にあらず、音楽文化の多様化と変化に過ぎないのです。大げさな事を言いますと、まさに音楽文化の革命だともいえるんではないでしょうか。中間搾取を無くして、ファンが アーティストを直接支える形態になる。中間搾取を無くす事によって、アーティストは多くを得て、ファンは安く曲を得る事が出来る。

これからの時代、音楽のビジネスモデルは大きく変わるでしょう。変わらざる得ないでしょう。そのひとつの成功例としてオタク系音楽文化はいい参考になると思います。

そしてオタク系音楽文化はこれからどうあるべきか。これからも自由にハードルを低く持って様々な事に挑戦して、さまざまな文化を生み出して盛り上がって言って欲しいです。変に一般歌謡界を意識する事無く、自分たちの道を進んで行ってもらいたいです。これからも期待する所、大きいです。可能であれば私も発信で きる側に参加できればいいなあって思っています。



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オタク系音楽文化について語る【前編】

最近は、アニメが人気のおかげか、アニソンをオリコンによく登場するなど、注目を浴びるようになりましたね。これはアニソンの売り上げが伸びた事に対してJ−POPなどが売れなくなって来たことが原因のようです。今回はアニソンなどのいわゆるオタク系音楽文化について、私なりにいろいろ語らせて頂こうと思います。


■ 私のオタク系音楽ファン歴。



私は昔からJ−POPなどの一般的に流行ってる曲も聴いてましたけど、平行してゲームやアニメなどのオタクジャンルの曲も聴いてました。私の音楽鑑賞の歴史は表向きはJポップやロックなどの、みんながよく聴く音楽も多かったですが、その裏で、なんらかのオタク系の音楽にどっぷりはまってました。その状態で長年続いていた感じです。

最近でこそ、そのバランスは大きくオタク系音楽のほうに傾いていますが、長いこと、この二重状態が続いてました。一般のアーチストの曲も嫌いじゃなかったですが、今思えば、やはりオタク系の音楽ほどの思い入れはないように思えます。

昔は友人などから「なんだかよう分からん音楽聴いてんなあ」とか「そんな音楽聴いてると女にモテんよ」とかよく言われたものです。「余計なお世話」とか「ほっとけ」とか心の中で思ってましたね。そう言われても私は聴くのを止めませんでした。だって好きなんだから仕方がないでしょう。他人の為に、はいそうですかと止めれるようなものではありません。

でも、そうやって言われるのが嫌だったからなかなかカミングアウトできなかったですね。友人が私の車に乗ったり、部屋に来たときは、一般受けしそうな曲をどんな曲とは言わず流したりしてました。

そんな訳である意味、私の裏の音楽鑑賞歴とも言える「オタク系音楽ファン歴」をちょっと書いてみたいと思います。


■ ゲームミュージック黎明期の80年代。


LINK80年代。私のオタク系音楽の歴史はファミコンやアーケード、PCゲームのゲームミュージックに始まりました。ゲームの音を実際にテープに吹き込んだり、ドラゴンクエストのサントラを聞いたりしてましたね。

友人にダビングさせてもらった、サンソフトの「マドゥーラの翼」の購入者キャンペーンでプレゼントされた激レアものの「マドゥーラの翼・デッドゾーンオリジナルテープ」はテープがすり切れるまで聴き込みました。原曲の良さもあるんだけれど、あのシンセアレンジは素晴らしかった。

またアーケードゲームの「アウトラン」や「スペースハリアー」などの音楽にも感激して、そちらのサントラもよく聞いたものです。

当時はゲームミュージックというジャンルは確立すらされてませんでした。CDショップにいっても、だいたいアニメコーナーに混じっておいてあるという状態がほとんどでした。店によってはまったく取り扱いのないところもありましたね。また児童音楽のコーナーに置いてある場合もありました。当時はそういうジャンルが認識されていなかったんでしょうね。





■ ファルコムと声優音楽の90年代。エロゲも少しだけ。



LINK90年代に入り、まず私がはまったのはファルコムのボーカルコレクションシリーズ。このシリーズは当時はめずらいしいゲームミュージックを歌詞付き、ボーカル付きでアレンジしたシリーズで、かなりの聞き込んでました。(詳しくはこのエントリーで)

それと同時に、当時めずらしかったエロゲのサントラとかも聞き始めています。「Cat's Pro. BEST」や「カクテルソフトSOUND BOX」(MUSE)など、まだまだそういったサントラが珍しかった時代。当時はまさに黎明期。まさか後にエロゲの曲が武道館で聴ける時代が来るなんておもいもしなかった時代ですね。





LINK90年代中盤から、今度は声優音楽ブームの到来です。最初はゲーム「メルティーランサー」のキャラクターソングCDを買った事から始まりました。声優音楽というものを認識したのかそこでした。そして野上ゆかな(ゆかな)さんの学祭のステージを見に行った事で私の中での声優音楽ブームが到来。また同時に「ときめきメモリアル」のボーカルコレクションにはまったのも声優音楽ブームを後押ししましたね。当時はゲームより音楽のほうが印象に残ってるくらいです。

野上ゆかな、金月真美、緒方恵美、國府田マリ子、丹下さくら、氷上恭子、池沢春菜、岩男潤子、小森まなみなど、もうどっぷりはまっていました。

また90年代の終わり頃は声優繋がりで、TWO-MIXにもはまってしまってましたね。また「ときメモ」関連から派生して長沢ゆりかなども聞き込んだものです。




LINKあと悠久幻想曲シリーズのサントラ関連もありましたね。関係している声優さんはもちろんのこと、畑亜貴さんとか、伊藤真澄さんなどはそれから知ることになりました。あとゲーム関係ではnamcoの「リッジレーサー」シリーズのサントラをよく聴いていたのもこの時期ですね。そこからユーロビートなどに興味を持つようにもなります。








■ I've全盛期の00年代前半。



LINKその後、声優ブームが引くのに入れ替わって私の中で一大ムーブメントを起こしたのがI'veでした。I'veとの出会いはKanonの主題歌「Last regret」でしたね。「kanon」はサントラ付きの初回限定を買ったつもりが、帰って箱を開けてみると通常版だったという悔しい思いをしました。それから「Last regret」のフルコーラスバージョンを聞きたい一心で右往左往しましたよ。

後に「ガールズコンピレーションアルバム」の存在を知って、苦労しつつも手に入れたのはいい想い出です。I'veのアルバムって、当時はエロゲの流通に乗っかって販売していたので、購入できる手段が限られてました。一般のCDショップはもちろん、アニメショップですら扱っていませんでした。一部のPCショップでの販売のみで、数も少なくタイミングを逃した私はなかなか入手できなかったです。

3rdアルバムくらいまでは、聴く音楽はI've一色でした。他のエロゲソングもちょくちょくは聞いてましたけど、やはりI'veの存在が絶大でしたね。I'veから派生して「blue velvet」やkeyに関わったアーチストなども聴いたりしてました。

アニソンや一般のゲーム音楽も少しは聞いていましたけど、それほどではありませんでしたね。地味に「leaf」や「F&C」、「ねこねこソフト」「エルフ」関連のサントラとか集めてはいましたけど。





■ 電波ソングとエロゲソング、アニソンと同人音楽の00年代中盤。



LINKI'veがアニソンに進出して来たのをきっかけに、アニソンにも注目するようになり始めます。また「UNDER17」や「MOSAIC.WAV」「feel」「ave;new」などのアキバ系アーチストが出だした時期ですし、世の中に萌えソングや電波ソングが認知され始めた時期でもありました。

KOTOKOや島宮えい子、川田まみなどのI'veの個々の歌手が注目され始めました。また、佐藤ひろ美、いとうかなこ、片霧烈火やUなどのアキバ色の強いインディーズ歌手が出て来たのもこのころだと思います。

アニソンでもゲームミュージックでもない、エロゲの主題歌などを中心にしたこういうジャンルが認識され始めたのがこの時代だったと思います。また同人音楽の台頭もこの時期だったのではないでしょうか。マイノリティな存在である同人の世界の中ですらマイノリティな存在であった同人音楽が1ジャンルとして確立されだしたのもこの頃だったと思います。

またこの頃よりアニソンブームも到来します。エロゲの主題歌歌っていた歌手がアニソンに転向したという所もあるんですが、今までアニソンはかじる程度だったのですが次第に聴く事が多くなって来ました。ALI PROJECTやangelaなどのアニソン系のアーチストの曲も聴くようになりました。





■ 同人音楽がメインになりつつある00年代終盤。


LINKそして現在。私が聴く音楽の中で大半を占めるのが同人音楽です。I'veブームが下火になると入れ替わりに同人音楽ブームが来ました。今一番よく聴いているのが石鹸屋です。少し前まではイオシスばかり聴いてました。それ以前は、Mint Jamや少女病などいろんなサークルに手を出してましたね。

同人音楽がマイブームになったきっかけは、同人ショップとらのあなが出している「Winter MIX」「Summer Mix」の存在だったですね。ここから同人音楽の世界に興味を持っていろいろと手を出すようになりました。東方シリーズなどはゲームより音楽から入りましたからね。

あと忘れてならないのが初音ミクをはじめとしてボーカロイドの存在。ニコニコ動画などを中心に育ってきた文化で、最近ではアルバムも出るようになって、ボーカロイドの歌を人間の歌手が歌うような現象までおきてきました。私もそれほど深くは入り込んでいないものの、ボーカロイドの存在は無視できないものとなってます。





■ 私のオタク系音楽歴まとめ


以上のような感じだったのですが、ちょっと分かりやすくまとめてみます。


1)80年代(ゲームミュージック時代)

すぎやまこういち、S.S.T. BAND

2)90年代序盤(ファルコムとゲームアレンジ曲ブームの時代)
ファルコムレーベル ファルコムボーカルシリーズ J.D.K.BAND 新居昭乃 南翔子 MUSE 

3)90年代中盤(声優音楽ブーム全盛時代)
野上ゆかな(ゆかな) W's 金月真美 緒方恵美 國府田マリ子 丹下さくら 氷上恭子 池澤春菜 岩男潤子 小森まなみ 畑亜貴 伊藤真澄 ときめきメモリアルボーカルシリーズ 悠久幻想曲関連

4)90年代終盤(声優音楽ブームの終焉とユーロビート風音楽時代)
TWO-MIX RIDGE RACERシリーズ(namco) 長沢ゆりか 林原めぐみ

5)00年序盤(I've全盛期)
I've blue velvet 島宮えい子(インディーズ) KOTOKO(インディーズ) 佐藤ひろ美 feel

6)00年中盤(電波ソングやアキバ系ソングの多様化時代)
I've系歌姫全般 MOSAIC.WAV ave;new UNDER17 U(fanta) ALI PROJECT angela いとうかなこ 片霧烈火 榊原ゆい Winter Mixシリーズ

7)00年終盤(同人音楽全盛とアキバ系ソングの時代)

石鹸屋 イオシス 少女病 Mint Jam Suara 初音ミク(ボーカロイド)


多少時代の前後や抜けはあるかもしれませんが、そんな感じですね。大きな流れでは、ゲームミュージック(原音)→ファルコム→声優→I've→電波・アキバ系→同人音楽っていう感じでしょうか。


■ なかなか人には話せなかった私の中の音楽ブーム。


これらの音楽ファンの歴史は、今までなかなか人と共有するのが難しかったです。音楽の感動を他人と共有することなく、情報もなかなか得られずに疎外感を常に感じて過ごした歴史でもあります。すばらしさを分かっていても共感する相手がいない。

基本的に音楽趣味なんてごく個人的なものにしか過ぎないので、他人と共有するべきものではないという事は分かっているんですけど、やっぱりそれについて情報を交換したり熱く語ったりする相手が欲しかったですね。その反面、だれに強要される事無く、この手の音楽を追いかけてきた事に対しては、誇りを感じる面もあったりはしますけどね。


また、オタク系の音楽の歴史は、一般の音楽業界から別枠として無視され続けた歴史でもあります。アニソンの存在がある程度認められてはいましたが、それすら異端なものとして扱われてきた歴史があります。テレビの音楽番組では無視され続けて、よくてネタ扱い、キワモノ扱いでした。アニソンですら音楽業界からは格下の扱いを受けていたのです。

一般のアーチストでさえ、アニソンで売れた事実があると、馬鹿にされたものです。シティーハンターのエンディングの「Get Wild」がヒットしたTM NETWORKに対して、泉谷しげるが「アニメの歌、歌って売れたしょうもない奴ら」というような事を言ったという話を聞いたことがあります。そしてそれが当たり前の事と受け入れられていたりしてました。


しかし、見方を変えれば、オタク系音楽は、日本の大衆音楽の世界の中で独自の文化を育ててきた音楽ジャンルであるともいえるでしょう。版権ビジネスなどの影響をあまり受けなかった、音楽業界から無視されたが故に、レコード会社や著作権管理団体の悪い影響を受けずに成長をする事が出来たジャンルであるともいえるでしょう。

オタク系音楽の文化は、一般の大衆音楽とは隔離された独自の文化があったからこそ、盛り下がり気味の日本の音楽業界の中で、活発な動きをみせているんだと思います。そのあたりの事を後編では詳しく述べていきたいと思います。

<後編はこちら>


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その他、日常的な内容の日記はmixi日記(※要mixiID)で掲載していますのでそちらもよろしくです。




■Profile
夕凪雄那(ゆうなぎゆうな)
生息地:福岡県
血液型:A型
生年月日:197?年9月28日

分類:ドクオ目ヌルオタ科

好物:漫画、アニメ、エロゲ、
    萌え、ネットラジオ、車、
    電波系AKIBA系ソング、
    天体、幕末維新、映画、
    洋ドラマ、道の研究、
    旅行、カメラ、AV機器。

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