昨晩、博多のキャナルシティに映画「図書館戦争 革命のつばさ」を観に行ってきました。正直、TVアニメ版の図書館戦争は一応全部見てますが、それほど熱心に観てた訳ではないし、原作も読んでないので、あまり期待せずに行ったのですが、けっこう面白かったです。


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この映画の原作「図書館戦争」は有川浩による人気小説シリーズで2008年春にTVアニメ化されました。そのアニメの劇場版、内容的には後日談に当たる話です。

「図書館戦争」シリーズのあらすじとしては、「メディア良化法」という本などを必要とあれば武力を用いて検閲できる法律が制定されたという設定のストーリー。検閲する権限を持つ「良化特務機関」とそれに対抗できる「図書隊」との戦いを絵描いた物語です。本や表現の自由を守る為の攻防の物語といった感じでしょうか?

主人公「笠原 郁」は図書特殊部隊唯一の女性隊員で、高校生の時に良化隊から本を守ろうとしたときに図書隊隊員に助けられた事件があって、その人に憧れて図書隊員に入隊したというキャラクター。恋愛要素も大きなファクターになっているので世界設定の割には意外と女性受けするストーリーではあると思います。

メディアミックス展開も行われていて、2008年春にTVアニメ化されました。僕もそのときに一通りは見ています。コミックも2種類出ていて、1つはまだ連載中です。ちなみにコミック版は弓きいろ版を1巻だけ読みました。


映画のストーリーとしては、娯楽小説を真似た原発テロが発生して、それを理由にメディア良化委員会がその小説を書いた作家を捕縛しようとするのを図書隊が守るって感じで始まります。

図書館側は作家を守る一方で作家の執筆権を5年差し止めることを皮切りに作家狩りに踏み切ろうとするメディア良化委員会側に対して裁判を起こします。主人公達はその判決が出るまで作家を良化隊から守らなければなりません。

主人公達はかなり強引な手段で作家を捕縛しようとする良化隊から作家を守り切れるかどうか…っていう感じです。





話の位置づけとしては完結編みたいになるのでしょうか?まあ続けようと思えば続けられそうではありましたが、一応決着をみた感じでしたね。

なので、まったくの一見さんには少し厳しいかもしれません。この映画がどういう映画か理解し、設定がよくわかんないなりにも楽しめるっていう人なら、初見でもいけるかなー?

一応、はじめに設定解説もあるし、回想シーン等も挿入されるので初見客を完全に突き放すような作りではなかったと思います。なのでこの映画から図書館戦争の世界に入るのもアリなのかもしれません。まあ事前にTVアニメ版を見ておくに越したことはないですけどね。


封切りから1週間後のレイトショーで見た訳ですが、観客はおそらく50人程度だったかと。若干女性のほうがおおかたように見受けられました。前回同じスクリーンで見たストパンは男率百パーだったので客層の違いが印象的でしたねーw

まあ、主人公が女性だし、恋愛要素については女性から見た恋愛って感じで、男性はいまいち感情移入できないって印象でした。男はどちらかというと攻略される側ですしねw 堂上教官マジ「ツンデレ」www


主人公の恋愛にうじうじしてるのとは対照的に主人公のルームメイトのほうは女を武器に情報を聞き出そうとするほど達観した感じですね。でも彼女は彼女である意味恋愛に不器用でかわいいなあって思いますw

主人公については最初のデートシーンが一番萌えたかなーwww ホント、男性向けの恋愛漫画によくいるような駄目主人公を逆にした感じのキャラなので、いまひとつ萌えインパクトは弱いという感じですがw

最後のオチは最初気が付かなかったんですが、スタッフロールで気が付きましたw あまりキャラの名前掌握してない程度の能力だったものでwww


戦闘、アクションシーンも良くできていたと思います。権力と暴力で次々と攻めてくる良化委員会から必死に作家を守る主人公たちにハラハラドキドキしました。けっこう「燃え」ってなります。主人公が敵方の隊員に同情的になりながらもそれでも戦うと言ったシーンなんかはぐっときました。

背景設定的に甘い部分…というかよく解らない部分があったのは気になりましたが。図書隊、良化隊の権限の範囲や、警察や自衛隊などとの力関係とか。作中では発砲した良化隊員を警察官が取り押さえてましたし…。原作読めばわかるんでしょうけどね。敵を殺害するところまで許容されてる世界なので、設定部分がどうなってるのか気になる人も多いように思えます。

まあそういう部分はあまり気にせず「そういう世界なんだ」と飲み込んで見たほうが楽しめるとは思いますけどねw


全体的に感動するっていうより娯楽性の強い映画に仕上がってたと思います。原作やTVアニメにどっぷりはまっていた人には感慨深いものがあるんじゃないかとは思いますけどねー。娯楽性が高いという意味では、テイストは違うけどストパン映画と同じ面白さの方向性を持った映画だったのではないかと思います。


あと守られる作家の心変わりもけっこう見所だった気がします。最初は「メディア良化法」を受け入れていて、こんなことになるのは迷惑だって煮え切らない態度だった作家が、主人公達を通して考えを改めていく部分は良かったかなと。最初は「なにこの人メンドクサ!」って思ったものですw


正直ストーリーの先が読めるし、お約束だよなーって感じの部分も多々ありましたが、それを解っていても見せ方が上手いせいなのか、面白く見れました。劇場に来てる事を忘れて話に集中できていたので、かなり楽しめていたと思います。

あと客層も落ち着いた感じの人が多かったので、他人を気にせず見れたのも良かったかと。それどころか、仕事帰りで時間がなくて夕食を食べてなかった僕のお腹がぐーぐーなってたのが恥ずかしかったw 周りの人気にしている人がいたら申し訳なかったデス…(´・ω・`)


そんな訳で、「図書館戦争 革命のつばさ」は良作でした。手放しで褒められる程度ではないけど、劇場で見る価値はあると思います。原作好きなら大いに満足、初見ならここから図書館戦争の世界に入っていく程度の魅力はある映画ではないかな。


ただ上映館が相変わらず少ないのは残念です。九州では封切り日に見れたのはキャナルシティ博多のみ。上映されるのが予定されてるのは小倉と熊本のシネプレックスのみみたい。もっと近場の劇場で見られれば良いのですが。

ちなみに今回のキャナルの上映はスクリーン13という、300名以上収容のいちばん大きなスクリーン。やっぱ大きなスクリーンでみると得した気分になれますねw


「図書館戦争 革命のつばさ」行くかどうか迷ってる人は是非見てみてください。少なくともガッカリするような事はないと思います。


それにしても、最近よく映画を見に行く僕ですが、アニメ映画に関してはハズレが無いのが嬉しいですね。普通の邦楽はけっこうハズしてるんですけどねー。なんか作りが手堅いっていうか、劇場用には気合いを入れて作られているっていう印象です。まあ僕が選んだ作品がたまたまそうだっただけなのかもしれませんけどねーw


あと業務連絡ですが、新たに映画のカテゴリーを設置して、今まで渚屋Diaryのほうで書いてたアニメ以外の映画の感想もこちらでやっていくことにしました。要は映画のカテゴリーをこちらに統一するという事です。そういう訳なのでよろしくお願いします。


■参考リンク■
「図書館戦争 革命のつばさ」公式
ユナイテッド・シネマ キャナルシティ13



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