昨晩、小倉のT・ジョイリバーウォーク北九州に「劇場版 響け!ユーフォニアム〜北宇治高校吹奏楽部にようこそ〜」を見に行って来ました。

劇場版響け!ユーフォニアム (4)
T・ジョイリバーウォーク北九州にて。

北九州では6月11日からの公開で、公開初日でした。17時15分からの回で鑑賞。レイトショーもあったのですが、この後ちかくのコロナ小倉でガルパン4DXのオールナイトを予約してたのでw

福岡県内では先に福岡市の中洲大洋が上映をやったので、初日だけど人の入りは少なかったです。20人から30人といったところでしょうか?スクリーンも座席数112席のシアター8でした。内容的には総集編ですしね。テレビ版観たからいいやという人も多いのかもしれません。

劇場版響け!ユーフォニアム (5)
入場者特典カットフィルム。

劇場版響け!ユーフォニアム (6)
僕にしては珍しく良いシーンが来ました。なんと久美子ちゃんの顔アップ!どのシーンか調べてみたら、あがた祭りの大吉山での麗奈との逢引きシーンですな。「私は今この時なら命を落としてもかまわないと思った」のところ。ものすごいいいところアタリました。カットフィルムの特典って景色とか道具とかどうでもいいシーンが当たることが多かったので。

劇場版響け!ユーフォニアム (8)
劇場版響け!ユーフォニアム (7)
パンフレット。裏表紙の麗奈も良い感じです。

ユーフォニアム、今回、4回目の鑑賞なのですが、せっかくの機会なのでで劇場版の感想を書いていきたいと思います。ネタバレ考慮しませんので嫌な人は飛ばして下さい。


劇場版はテレビ版の総集編となっております。僕は基本的に総集編映画ってあまり評価しないんですけど、ユーフォニアムに関してはよくまとまっていたと思います。劇場版は主人公の久美子の視点で描いた総集編ということで、ストーリーとしてはTV版を観てない初見の人でもついていける内容になっていました。


前年の部のいざこざの話や、葵ちゃんの退部の話はバッサリカットされてました(葵ちゃんに関しては存在しないことになってる…)。まあ良い落とし所だったと思います。細かいところをいえば、台詞とか、TV版みてないと「?」と思える部分も無くはなかったですが、全体のストーリーを追うには良い編集でした。

TV放映はちゃんと観てたはずなのですが、劇場版を観て全体のストーリーの流れが理解できた気がします。秋から始まる2期へ向けての復習として最適の映画でした。


個人的には吹奏楽って縁のなかったジャンルなのですが、目標にむかって突き進む青春の話として、とても心揺さぶられる話だったと思います。高校時代はゆるーい文化部に所属していた僕としては羨ましく、憧れる文化系部活グラフティ。見てるとなんだか楽器やりたくなります。僕がやったことある楽器はエレクトーンくらいですけど…。


キャラクターもみんな個性があって素晴らしい。それぞれに悩みもあって、癖もあって、吹奏楽に対する考え方も違って、でも一つの目標に向かってまとまって、合わさって、合奏に繋がっていく。そういう部分も素敵だなあって思いました。

主人公の久美子が個性的で魅力的なのが良いかなー。こういう多くのキャラクターが出てくる群像劇的な話の主人公は凡庸になる傾向にあるけれど、久美子は表情も豊かだし、欠点もあるし、とても魅力的なキャラだと思います。「上手くなりたい!」って宇治橋の上を泣きながら駆けるシーンはすごく胸を打ちました。


ヒロインの麗奈もすごく魅力的なキャラだと思います。アクが強いので好き嫌い別れそうですけど。一匹狼みたいなタイプではっきり物言うし、がんこで気が強く近寄りがたい美人って感じ。クールなふりしてるけど実は感情的なところも面白い。よく叫んでるし、久美子の前では感情を爆発させるよね。

「他人と違うことがしたい」「当たり前に出来上がってる人の流れに抵抗したいの」「私特別になりたいの。他の奴らと同じになりたくない」「自分が特別と思ってるだけのヤツじゃない、本物の特別に」などの台詞、すごく共感できるな。

しかし京アニの作品には麗奈のようなキャラがたいてい居る気がするのは気のせい?けいおんの”澪”や境界の彼方の”美月”っぽいよね。


一番気になるキャラといえばあすか先輩かな。この人何かあるよね。美人だしスタイルいいし、ユニークで明るく人付き合いはいいけど、本音の部分では他人を突き放すような部分も見え隠れする。その心の奥にあるものは何か?その辺、ミステリアスで魅力的ですよね。2期で言及があることを期待します。


そして香織先輩。ソロを麗奈と張り合った人だけど、優しすぎて損をするタイプだよね。優子の後押しで再オーディションを受ける事ができたけど、それがなかったら悶々とした気持ちのままで諦めていたんだろうね。…まあ意地悪な見方をすれば、自分に好意を持ってる後輩を利用したずるい人という気もしますが…。ただ、共感できる部分も多い子ではありますねー。


あと夏紀先輩もキャラとしては好きかなー。サッパリした男前な性格の先輩って感じですよね。最初の頃は低音パートの中ではいちばんやる気なくてダメな先輩って感じだったけど、やる気になって、どんどん株をあげったって感じ。オーディション落ちた時は平気な顔してたけど、なにげに瞬きで心の動揺が描かれていたよね。

久美子が先輩が落ちて後輩の自分が受かったことを気にしてるのをフォローしたシーンは、意外というか、彼女の優しい心根が見えてよかったですよね。


そして吹奏楽顧問滝先生のキャラも良いですよね。いちいち身振り手振りが大げさなのも面白い。最初は憎まれ役な感じだったけど、あれを計算でやってるとしたら凄いですよね。

トランペットソロのオーディション問題での再オーディションの采配、すごかった。結局多数決ではなく本人に問いかけるという形で決着つけるとは恐れいりました。しかし、もし香織先輩が馬鹿であそこで「私がやります!」って言ったらどうするつもりだったんでしょうかねえ?…まあ、性格を計算してのことだとは思いますが。


最後に、何気に劇場版からさらっと登場してきたぱっつん髪のオーボエの先輩、鎧塚みぞれ。2期へ向けての印象付けでしょうか?TV版にも登場はしてるのですが、実は台詞はありません。劇場版で初めて声が聞けました。

気になったキャラはそんなところですかねー。


作中に使用された楽曲ですが、特にサンライズフェスティバルの話で使われたYMOの「ライディーン」は子供の頃から耳に親しんだ曲なので、聞く度にゾクゾクしますね。元々はテクノポップの曲ですが吹奏楽のアレンジも格好いいですしね。劇場版では北宇治吹奏楽部の成長が初めて大衆の前で発揮されるシーンなので、ここで「ライディーン」の選曲は素晴らしかったと思います。

次に麗奈がトランペットで奏でた「新世界より」。クラシックの曲の中で特に好きな曲でめずらしくCDまで買った曲です。僕の所有するクラシックのCDは「新世界より」と「展覧会の絵」のみだったり。元々はカブスカウト(ボーイスカウト)で習った「遠き山に日が落ちて」の唄から知りました。日本語詞聞いたことある人も多いと思います。この曲を聞くと切なくなりますよね。

コンクールの自由曲「三日月の舞」、カッコイイ曲ですが作中オリジナル、架空の曲なのですね。このアニメのために書き下ろされました。ちなみに課題曲「イーストコーストの風景」はこの作品ではじめて聞きました。

最後にエンドロールでかかる吹奏楽バージョンの「DREAM SOLISTER」、余韻に浸るのにぴったりでしたね。初回の上映で聞いた時は鳥肌がたちました。


総集編ではありますが劇場で見る価値はある作品だと思います。吹奏楽の話なので劇場の良い音響で一度観て欲しい。最後のコンクールのシーンの臨場感は画面と相まってすごい臨場感でした。京アニなので作画も素晴らしいですしね。特に背景の作画は相変わらず凄い。映画のスクリーンで見る価値あります。総集編映画を複数回見に行ったのはこの作品が初めてですね。

ちなみに見に行った劇場は…
  1. 5月1日:イオンシネマ草津(レイト)
  2. 5月2日:広島バルト11
  3. 5月4日:中洲大洋劇場(レイト)
  4. 6月11日:T・ジョイリバーウォーク北九州
です。1回目はリニューアルされた京阪「響け!ユーフォニアム」ラッピング列車を観にいたついでに滋賀の草津で観ました。その帰りに勢いで広島で観ました。

劇場版響け!ユーフォニアム (1)
イオンシネマ草津にて。当初、「劇場版って所詮総集編だろ?」って思ってる気はなかったのですが、ラッピング列車を見たり、京アニショップに行った勢いで見に来ちゃったのが始まりでした。

劇場版響け!ユーフォニアム (2)
広島バルト11にあった久美子ちゃんの等身大パネル。ここで映画を見るのは何度目だろう?「たまゆら」はともかく「アイマス」もここで観たなー。なにかと縁がある広島バルト11でした。

劇場版響け!ユーフォニアム (3)
中洲大洋のお洒落なロビーと久美子ちゃん。絵になるなー。


以上、「劇場版 響け!ユーフォニアム」の紹介でした。

この秋放送予定の2期が楽しみです。また聖地巡礼にもいきたいなー。


(関連記事)
京阪大津線ラッピング電車「響け!ユーフォニアム」編
京阪大津線「響け!ユーフォニアム」ラッピング電車
京阪「響け!ユーフォニアム」HM列車と等身大パネル巡り
京都アニメーション本社と京アニショップ
京アニショップ看板娘四姉妹

(関連商品)