日曜日(10月9日)にまた佐世保へ行って来ました。今回はその時に撮った護衛艦の写真を掲載していこうと思います。

8時前に家を出て、長崎道をひた走り、10時半頃に佐世保入り。佐世保みなとインター下の観光用無料駐車場に車を停めます。ここは倉島岸壁から港を挟んで対岸になるので、車を降りたらすぐ護衛艦が見れます。

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この日、倉島岸壁に停泊していたのは、護衛艦「まつゆき」「あさゆき」「あきづき」。


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そして、護衛艦「じんつう」。この日の一般艦艇公開の担当艦はこの艦でした。

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佐世保の掃海艇トリオ、「やくしま」「たかしま」「ひらしま」。

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立神岸壁(米軍基地)のほうには護衛艦「あしがら」が停泊してました。ちなみに「あしがら」の奥は「しまかぜ」が停泊しています。

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立神岸壁を少し引いて撮影。奥に停泊してるのは護衛艦「ありあけ」とヘリ搭載護衛艦「くらま」だと思われます。


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艦番号130、護衛艦「まつゆき」です。舞鶴所属の護衛艦です。

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艦番号48は米軍のドック型揚陸艦アシュランドです。その横に停泊してる艦番号APL39は宿泊艦「マーサー」という艦艇です。宿泊艦とは人員を臨時に宿泊させるための艦艇で、修理艦艇の人員の宿泊などに使われるようです。基本的に退役した艦の上部構造物を宿泊設備に改装して作られ、航行能力はなく、武装も撤去されてます。

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掃海艇「やくしま」。ひらしま型掃海艇で、並んで停泊している「たかしま」「ひらしま」も同型艦になります。ひらしま型は最後の木造掃海艇です。これ以降の掃海艇はFPR(繊維強化プラスチック)製になりました。

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九州商船「フェリーなるしお」とSSKのクレーン。「なるしお」は五島行きのフェリーです。クレーンは250トン・ハンマーヘッド型クレーンで大正2年(1913年)に竣工され今でも現役で動いてます。国の有形文化財登録されてます。

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倉島岸壁に停泊している掃海艇、護衛艦を後ろから撮影。護衛艦の大きさに注目。ゆき型とつき型では横幅がずいぶん違うのがわかります、

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掃海艇の横、クレーンでなにか作業してますね。

この後、11時半からの軍港クルーズに行く予定だったのですが、チケット売り場である佐世保駅観光案内所に行ってみると予約で満席ということで乗れませんでした。午後の便も無く、諦めるしかなかったです…。

仕方がないので、ちょっと時間が早いですがお昼にしました。ここ最近、ずっと佐世保のレモンステーキが食べたかったので「蜂の家」まで歩きます。しかしすでに「蜂の家」は満席。隣の「白ばら」にもレモンステーキあったので、そちらで食べることに。

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「白ばら」のレモンステーキ。レモンステーキとしてはお値段も手頃で、美味でしたー。

その後、五番街まで戻ります。

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新港の岸壁には巡視艇「あまみ」が停泊してました。毎回、こちらに停泊している気がします。

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させぼ五番街。

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米軍基地には「星条旗」と「日の丸」の他に「国連旗」もあがってます。朝鮮戦争の時、米軍は「国連軍」として参戦していて、現在でも朝鮮戦争は休戦中という扱いなので「国連旗」が今でもあげられているとのことです。

お昼からは倉島岸壁の艦艇公開に行きました。

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個人の見学は予約なしでも行けます。写真付きの身分証明書がいるので、行くときは免許証を忘れずに持っていきましょう。無くて見学を断れる人もよく見かけます。受付で名前と住所と電話番うと国籍を書きます。ちなみに日本国籍を持っていない人は入場できません。昔は国籍の制限はなく外国人でも見学できたらしいです。

佐世保10月9日 (17)
倉島岸壁に停泊してる護衛艦「あきづき」。汎用護衛艦あきづき型護衛艦の1番艦です。同型艦に「てるづき」(横須賀)、すずつき(佐世保)、ふゆづき(舞鶴)がいます。防空駆逐艦「秋月」の名を継ぐ護衛艦で、自衛隊の護衛艦としては現在2代目の「あきづき」です。

あきづき型は最新型の主力護衛艦です。ちなみに現在、次級の5000トン護衛艦が三菱長崎造船所で建造中です。

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「あきづき」の隣にいる2隻ははつゆき型護衛艦で、艦番号132は「あさゆき」(11番艦)、艦番号130は「まつゆき」(9番艦)です。

はつゆき型は汎用護衛艦としては旧型の艦で、同型艦は退役や、練習艦への艦種変更される艦が増えてます。呉の「しらゆき」(2番艦)が春に退役したのも記憶にあたらしいです。

しかしこの「あさゆき」「まつゆき」、そして「やまゆき」(呉:練習艦に艦種変更)は延命改修が施されているで当分は除籍はないだろうとのことです。

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本日の公開艦の護衛艦「じんつう」。

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「とね」(呉)や「せんだい」(舞鶴)と同型艦のあぶくま型護衛艦です。あぶくま型はDE、小型護衛艦、沿岸用護衛艦で主に沿海での対潜哨戒、迎撃を任務とする護衛艦です。

佐世保の艦艇公開は人が少ないので、運が良ければマンツーマンで乗員の方と甲板を回れることも。今回もそうでした。乗員ならではの興味深い話がたくさん聞けて楽しかったです。

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62口径76mm単装速射砲。イタリアのオート・メラーラ社製の速射砲です。案内してくれた乗員の方はこの速射砲担当だったのでいろいろと話しが聞けました。

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撃つと、砲身の下から薬莢が出てきます。薬莢は基本的に回収し再利用します。砲身は定期的に新しいものに交換する必要があるとか。砲身は2重構造になっていて、定期的に交換のは砲身内部の部分らしいです。

砲塔自体は無人ですが、砲塔の下部に弾を込める場所があり、弾の補充などはそこで人の手でおこなうらしいです。

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主砲と艦橋。夏に下関に「じんつう」が来た時は艦橋に登れました。

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アスロックミサイルランチャー。アスロックは対潜ミサイルですね。撃った後は、床が真っ黒になるから掃除が大変だとか。

印象としてはアスロックで逃した潜水艦を短魚雷で迎撃って思ってたのですが、自衛隊では、アスロックを先に撃つことはないそうです。

相手が攻撃して来ないと攻撃できないという事情から、基本的に相手が近づいて攻撃してくるのを待たなければいけないため、短魚雷を撃ってから、潜水艦を遠くに追いやってからのアスロック攻撃になるそうです。

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ファランクス。高性能20mm機関砲(SIWS)。ゆわゆる「シーウス」。毎分3000発の発射能力を持ちますが弾倉は980発ほどで、数秒で撃ち尽くすということです。

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写真を撮り損ねてたので別の日に撮った写真ですが、ハープーン対艦ミサイル。発射管は使い捨て。内部に電子機器などがあるから一発撃つとそれが駄目になるから使い捨てなんだそうです。ハープーンは高価なため、訓練とかでも発射はできず、担当者でも実際にハープーンを撃ったことないんだとか。

またあぶくま型のような沿岸用護衛艦(DE)では任務の特性上、基本的に使うことの無い武装なんだそうです。外洋に出る護衛艦ではないですからね。ついでにこのタイプの護衛艦が海外に行くことはまずないそうです。海外にいくにはヘリが使える護衛艦でないといけないとか。

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艦橋。

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多用途支援艦「あまくさ」の船尾ではためく自衛艦旗(旭日旗)。

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「じんつう」の艦番号は230。「とね」の234に次いで覚えやすいw

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倉島岸壁から立神岸壁に停泊する「あしがら」。

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米ドック型揚陸艦アシュランド。

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倉島岸壁の様子。

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「じんつう」の内火艇。

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「あきづき」「あさゆき」「まつゆき」。

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「じんつう」の後ろ姿。

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「じんつう」から見た「あしがら」。

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倉島庁舎。

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艦艇公開中は一般の人でも売店で自衛隊グッズやお土産が買えたり、食堂でカレー食べれたりします。

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庁舎前より「あきづき」。

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少し斜め上から。

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「じんつう」の艦橋と前甲板。

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「あきづき」。


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駐車場に戻る時に撮影。

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望遠で狙えば、倉島岸壁と立神岸壁の護衛艦を一緒に撮れます。

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佐世保掃海三姉妹。

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「ゆき」型2隻。

この後、時間があったので弓張岳に登ることにしました。

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佐世保市街や九十九島が一望できる弓張岳展望台。砲台跡とかもあります。

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立神岸壁(米軍基地)。左のバースには「あしがら」「しまかぜ」、右のバースには「ありあけ」「くらま」が停泊中。

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倉島岸壁。倉島岸壁はその名の通り以前は島でした。木々が生えてるところ、庁舎がある部分がかつての倉島で、そこまでを埋め立てて陸続きになりました。左側にはタグボートなどの補助艦艇が停泊しています。

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立神岸壁全景。倉島岸壁は水深が浅く、大型艦艇が停泊できないので、あしがらなどの大型の艦艇は米軍の桟橋を間借りしています。横瀬に移転した米軍のLCAC艇基地の跡地がある崎辺地区に大型艦艇に対応した岸壁を計画されているとのことです。

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赤煉瓦倉庫群が見えます。佐世保にも舞鶴のような赤煉瓦倉庫群があったのですね。位置的に米軍基地内…かな?

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米軍の小型艦艇が見えます。

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沖に停泊してるのは補給艦でしょうか?現地では「おうみ」か「はまな」だと思ったのですが拡大してみたら米軍艦艇のようですね。その上には針尾送信所の三本の電波塔が見えます。

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佐世保駅周辺。高架は佐世保道路。その横に佐世保線と松浦鉄道西九州線が走ります。

以上です。

今回は軍港クルーズ乗れなかったのが心残りです。クルーズは冬季は運休なので、その前に乗って起きたかったのですけどね。「じんつう」の見学とレモンステーキは良かったです。

佐世保、年内にあと1回くらい行けるかな?また行きたいです。


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